2010年11月2日号

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2010年11月2日号 No.01
トップタイトル

 ・需要拡大で能力増強続く中国のポリシリコン

  太陽電池需要の拡大でスポット価格が急騰

    中国の多結晶シリコン(ポリシリコン)の投資総額は1,340億人民元(約1兆6,400億円)。

   急速な太陽電池セル増産に対応して、原料の多結晶シリコン製造設備の能力拡大が相次ぎ、

   中国メーカーの生産能力は2009年末の年産3万7,000トンから、すでに2010年末には6万トンを突破する見通し。

   さらに、現在進行中のものを含めて中国には5万トン程度の設備増強計画があり、太陽電池だけでなく

   原料のポリシリコンでも世界のトップに躍り出る。

 

 ・三洋電機、スマート市場は2つの蓄電システムで攻略

  売上高1,000億円目指しUPSに参入

     三洋電機の大型蓄電システムに関する戦略が明らかになった。2010年4月から生産を開始した「蓄電用標準

   電池システム」で市場を開拓。これを用いた1.5MWhの大規模蓄電システムも運用を開始した。次に加西事業所で

   生産を始めるHEV(ハイブリッド車)用バッテリーを流用したシステムも開発を進める。2015年度にはスマート市場で

   1,000億円の売上を目指し、電池事業の新たな柱に据える。

 

太陽光発電

 ・北陸電力、1MWの富山太陽光発電所建設工事を開始
  建設は東芝に発注/京セラ製のモジュールを採用

 ・フェローテック、上海で太陽電池用ウエハ量産を本格化
  杭州の石英角槽事業拡大含めで20億円の資金調達

   
二次電池

 ・日産自動車など、リユース蓄電池でスマート市場開拓
  リチウムの回収・リサイクルも進展

 
風力発電
 ・北海道電力など、風力適地最後の20万kW確保へ
  東北電力は過去最大の31万kWを募集
 ・三菱重工、米国アーカンソー州で風車ナセル工場建設
 ・JFE、独GMHと新エネルギー分野向け棒鋼技術で提携
 ・シーテック、岐阜で出力3.2kWの風力発電所建設
 ・丸紅、米国中部大西洋岸で大規模海底送電線事業開発
 
電気自動車
 ・三菱ふそう、喜連川研究所のハイブリッド開発体制強化
 ・ヤマト運輸、軽商用電気自動車の集配実証走行試験開始
 ・大阪府内で電気自動車共同利用事業プロジェクト発足
 ・MBJ、日本でスマート電気自動車の実証テストを開始
  
バイオマス
 ・新出光、2011年9完成予定で木質バイオマス設備を建設
 ・神鋼環境ソリューション、バイオガスを都市ガスに注入
 ・横河電機、バイオマス発電プラント向け制御システム受注
 ・日田市、バイオマスと小水力に関する可能性調査実施
 ・豊田通商、台湾で2011年末にバイオMEG合弁生産開始
 ・トヨタ、新エコプラスチックを自動車内装表皮材に採用
 ・双日、自動車向けにバイオ樹脂コンパウンド事業に参入
 
LED照明
 ・竹中など3社、飯野ビルディングの5万㎡にLED照明設置
 ・川崎汽船、自動車運搬専用船にLED照明を試験搭載
 ・トプコン、LED検査最適の分光放射計を拡充発売
 ・IDEC、LED事業を強化〜子会社解散で本体に吸収
 
スマートグリッド
 ・スマート・ネットワークプロジェクト、横浜で実証実験
 ・東芝、関西地区でスマートコミュニティ事業など連係強化
 
廃棄物

 ・成田市/富里市、成田に清掃工場建設〜2012年1月稼働

 ・富山地区広域圏事務組合、一般廃棄物最終処分場建設中止

 ・ミダック、浜松に産業廃棄物の最終処分場建設を計画

 ・名張市、旧伊賀南部清掃工場の解体工事は安藤・福山JV

 
リサイクル
 ・DOWAメタルマイン、秋田で亜鉛リサイクル工場竣工
 ・三菱樹脂、リサイクルが可能な耐火塩ビ管・継手を開発
 ・静岡市、静岡市葵区に資源循環センター建設/総額41億円
 ・トステム、人工木タイプの「エコリルウッド格子」発売
  
大気汚染防止

 ・産総研/明電舎、中国科学院と排煙脱硝触媒を共同開発

 ・三菱重工、神戸造船所に舶用ディーゼルエンジン試験設備

 ・フジタ、VOC分解しNOx処理機能も高めた光触媒舗装開発

 
環境事業

 ・環境装置、売上高半減で再編急ぐメーカー各社

  縮小するEPCとO&Mの拡大

 
新エネルギーサマリー
 ・2010年10月4日〜10月22日