2011年1月11日号

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2011年1月11日号 No.05
トップタイトル

 ・2GWレースに突入した中国の太陽電池

  2011年の成長停滞で価格競争も激化

   太陽光発電の世界的導入拡大を背景に、中国の太陽電池メーカーの供給が急拡大している。2010年出荷量は

  サンテックパワーが1.5GWと前年比倍増して世界最大となり、JAソーラーは1.45GWと前年比3倍に拡大して

  2位に躍り出た。出荷拡大に対応して能力増強も急ピッチで進められ、中国メーカーの生産能力は2GWレースに突入した。

 

 ・太陽熱発電、日本が新たなステージへ一歩

  チュニジアプロジェクト始動

   2011年は日本の太陽熱発電ビジネスにとって大きな転機になる。三井造船と大成建設はチュニジアでタワー型太陽熱

  発電のFSに着手した。その見据える先には50兆円ともいわれるデザーテック(DESERTEC)などのビッグプロジェクトがある。

  川崎重工も早期の市場参入を模索し、三井物産などの商社は太陽光発電ビジネスへの投資を加速化している。

 

 ・EV・HVは売れているのか売れるのか

  登録車の10台に1台はプリウス

   2010年暮れに日産のリーフが納車を開始、アイミーブ、テスラに続いて3種類の電気自動車(EV)が揃った。2011年には

  EVの販売動向が見えてくる。JP日本郵便は1,000台規模のEV導入を決めた。エコカー補助金の恩恵を存分に受けた

  ハイブリッド車(HV)は補助金終了の影響が数字にはっきり表れた。プリウス頼みの市場は広がるのか。

 

二次電池

 ・BASF、次世代自動車向けソリューション公開

  部品の40%軽量化を実現

   
燃料電池

 ・水素ハイウェイプロジェクト運用開

  3水素ステーションが稼働

 
バイオマス

 ・政府、バイオマス活用推進基本計画を策定

  5,000億円産業創出へ

 
政 策

 ・経産省、エネ関連予算は成長戦略鮮明に

  スマートグリッドと設備導入支援

  
風力発電
 ・シーテック、三重で風力発電機9機増設
 ・日高観光、和歌山に風力発電施設新設
 ・三谷商事、ウィンド・パワーを子会社化
 
LED照明
 ・三菱電機照明、LED照明器具生産拡大
 ・大阪市、次世代光デバイス評価支援
 ・岩崎電気、新素材使用のLEDランプ発売
 
廃棄物
 ・名古屋市、新清掃工場を2014年度着工
 ・岐阜市、北西部粗大ごみ自己搬入施設
 ・東急建設、建物解体廃棄物の分別排出向上
 
リサイクル

 ・一宮市、リサイクルセンターPFIは日造受注

 ・岐阜県大垣市、リサイクルセンター6月着工

 ・ラサ工業、シリコンウエハ再生事業売却

 
水処理

 ・三菱レイヨン、中国で下排水処理膜の合弁

 ・日本ガイシ、酸性液対応溶剤回収システム

 ・野村マイクロ、台湾に純粋製造装置子会社

 
環境事業
 ・三菱重工、カナダの低炭素社会づくり支援
 ・NEDO、タイで環境・省エネプロジェクト
 ・住友商事、米社とレアアース対日供給合意
 
サマリー

 ・2010年12年6日〜12月28日