2011年3月1日号　No.09

トップタイトル

　・太陽電池の2010年出荷、2,437MWで前年比76％増加

　　公共・産業用が前年の3.6倍／輸入品も内需の13％とシェア伸ばす

　　　　太陽光発電の導入拡大にともない、国内の太陽電池メーカーの出荷も拡大をたどる。国内市場が992MWと前年の２倍を

　　　上回り、輸出も1,445MWで60％増加、合計2,437MWと76％増加した。とくに国内向けは、全体の81％を占める住宅向けが

　　　87％増加したのに対し、スクールニューディールや庁舎向けなどを含む地方自治体や、電力会社の大型発電所向けなど

　　　公共・産業用が3.6倍と増加している。一方で、2009年から増加をたどる輸入品が、2010年は合計125MWで国内出荷に

　　　占める割合が12.7％と、着実にシェアを伸ばしている。

　・リチウムイオン電池負極材、合金系へ移行見据える

　　三菱マテリアルは５年度20％目標

　　　　リチウムイオン電池負極材は主に炭素系素材と銅箔で構成される。炭素系材料で先行する日立化成。三菱化学や

　　　昭和電工も積極投資で追いかける。炭素系の次と目される合金系では、三菱マテリアルが高性能品の開発を明らかに

　　　しており数年後の上市を目指す。一方の銅箔では古河電工が一気にシェア拡大を狙う。

太陽光発電

　・カネカ、薄膜シリコンハイブリッド太陽電池で国内市場シフト

　　住宅メーカーとの共同検討で家造りにあった製品開発

　・リンテック、太陽電池用バックシートで世界シェア30％目指す

　　フッ素樹脂コート製品を軸にグローバル展開

　・京セミ、球状太陽電池「スフェラー®」

　　独立電源や電子機器への利用でも市場拡大

　・極東貿易、Maxwell社製のキャパシタ販拡へ

　　乗用車のアイドルストップにも有望

　・アイセル、バックシート用切断加工装置を出展

　・伊藤組モテック、高性能多結晶太陽電池モジュール

　・チノー、赤外線多成分計／熱画像カメラ

　・極東貿易、マクスウェル社の電気二重層キャパシタ

　・コナルカ・テクノロジーズ

　・昭電、総合防災・防犯ソリューションをワンストップ提供

　・白山製作所、太陽光発電システム用SPD PVシリ−ズ

　・セリック、ソーラシミュレータ

　・テックサイエンス、全焦点３Ｄ表面形状測定装置プラス

　・ノリタケカンパニーリミテド

　・ハイナジー、両面受光型太陽電池セルの拡大に注力

　・フジプレアム、軽量太陽電池パネルの開発に注力

　・スプレーイング システムス ジャパン

　・リンテック、特殊コーティングの太陽電池用バックシート

　・山下電装、ソーラーシミュレーター

　・横河メータ＆インスツルメンツ

　・日本アールソフトデザイングループ

　・ヘラマンタイトン

　・ソーラーフロンティア、太陽電池が年産１GW

　・京セラ、住宅用ＰＶシステム新「SAMURAI」

　・九州工大、色素増感太陽電池の耐久性向上

　・ＪＡＩＳＴ、液体シリコンで高性能太陽電池

二次電池

　・新神戸電機、ユーザーニーズに合わせて提供

　・三重県産業支援センター、バイポーラ型積層電池開発