2011年3月15日号

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2011年3月15日号　No.10
トップタイトル

　・中国のポリシリコン再編スタート

　　稜光実業が事業撤退表明

　　　中国政府が「多結晶工業進入条件」(進入条件)を３月１日に正式発表、中国企業の多結晶シリコン事業のハードルが

　　　引き上げられる中、上海稜光実業有限公司(稜光実業)が多結晶シリコン事業からの撤退を表明した。大手メーカーの

　　　生産規模拡大が進む中、コスト競争力の欠如から事業の収益改善が果たせないためで、いよいよ中国の多結晶シリコン

　　　事業で再編がスタートする。

 

　・ＥＶの給電実証始まる〜ＨＥＭＳ、ＣＥＭＳのコア技術

　　三菱自動車と日産も着手

　　　電気自動車(ＥＶ)に蓄えた電力を有効利用するには給電機能が必要になる。シャープは新型のパワーコンディショナを開発、

　　　三菱自動車のアイミーブから直流電力を受電して直流対応の電気製品を稼働するのに成功した。日産自動車は横浜の

　　　スマートプロジェクトの中で検証する予定。これが成功すればＥＶはＥＭＳに欠かせないものとなる。

 
太陽光発電

　・沖縄電力、名護市に１MWの太陽光発電所

　・関西電力、ＰＶ用の日射量予測システム

　・国際航業、都農第２太陽光発電所竣工

　・トステム、２工場で3.75MW太陽光発電稼働

　・三菱化学、建材一体型太陽電池を発売

　・パナソニック電工、変換効率17.9％実現

　・兼松、非晶質シリコンＰＶモジュール販売

　・セイクレスト、アップソーラーとＰＶ販売提携
　　　　
太陽熱利用

　・日立プラント、太陽熱利用空調システム開発
　　太陽熱発電市場も視野に

　・三菱商事、スペインの太陽熱発電プロジェクトに参画

　　新エネルギー・環境で包括提携
　
電気自動車

　・ＥＶ用の急速充電器、国内外570台で10億円市場

　　日産は150万円以下で販売も
　
バイオマス

　・日本バイオマス開発、2012年以降に新たな発電所着手
　　ＰＰＳの高圧電力供給も拡大

　・中国電力、新小野田でバイオマス混焼発電

　・ＮＥＸＩ、伯のバイオプラ設備で保険引受

　・伊藤忠、バイオディーゼルで米社に出資 

　・リコー、バイオプラのデジタル孔版印刷機
　　
スマートグリッド

　・積水ハウス、「家歴システム」活用で住宅を長寿命化
　　３電池を用いた実証も着手

　・三菱電機、スマートコミュニティ事業の統括組織新設
　　日立、東芝を追撃
　
二次電池

　・住友電工、電解液に溶融塩使用の新型電池
　・横河電機、二次電池向け計測ソリューション
　・日本パワーグラファイト、ＬｉＢ用負極材工場
　・古河電工、台湾で回路用電解銅箔増強
　
燃料電池

　・フジクラ、ＤＭ燃料電池を共同開発

　・出光興産、成田水素ステーション開所

　・ＪＸエネルギー、ＳＯＦＣ型家庭用燃料電池

　・富士通、水素ステーション集中管理システム
　　
その他エネルギー
　・三菱電機、省エネ・ＦＡシステムで中国合弁
　・三菱商事、韓国ガス公社と天然ガス事業
　・三菱重工、燃費15％向上のエコＬＮＧ船受注
　・ダウ、温室効果ガス排出削減などに１億ドル
　
廃棄物
　・秋田県にかほ市、新清掃センター建設
　・岐阜県下呂市、ごみ処理施設建設を延期
 
リサイクル
　・日本製紙、廃棄物活用し新海洋土木材料
　・横浜ゴム、再生ゴム使用を2010年度倍増
　
水処理
　・鶴見製作所、中国の水処理機器業務で提携
　・東レ、中国の海水淡水化向け逆浸透膜受注
　・三菱電機、南通工場向けオゾン製造装
　・横浜市、下水汚泥燃料化は2012年に発注
　
環境事業
　・コープネット、2020年までにＣＯ２を30％削減
　・三洋電機、中国にエネループ専門店
　・３Ｍ、太陽光採光システムのビジネス本格化
　・政策投資銀行、古河電池に環境格付融資
　・東芝、新しいフリップフロップ回路開発
　
排出権
　・木下カンセー、ごみ運搬車がＣＯ２オフセット
　・住友三井オート、社用車のＣＯ２オフセット
 
統計資料
　・太陽光発電で光熱費ゼロ住宅73％に拡大
　・環境装置、２月受注は405億円で74％増加
　
サマリー

　・2011年2年21日〜3月4日