2011年5月24日号

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2011年5月24日号 No.14
トップタイトル

 ・躍進する中国風力発電装置メーカー

  供給過剰で寡占化進むも利益悪化

    中国市場が世界最大に拡大する中、2010年に最大手メーカーの華鋭風電が世界2位にランクアップ、風力発電キャリアも

   4社がトップ10入りした。ところが発電装置の供給過剰ですでにメーカーの寡占化が進むが、装置価格の下落スピードが速い

   だけに、供給拡大にもかかわらず利益は悪化、周辺技術力の立ち遅れがこれに追い打ちをかける。

 

 ・バイナリー発電、新潟県・静岡県で実用に向け調査

  求められる中長期的視点のエネルギー開発

    バイナリー発電技術を用いて、未利用の熱を有効利用する動きが出てきた。当面考えられるのは地熱の未利用部分や

   温泉の利用。新潟県や静岡県は、バイナリー発電の可能性について具体的な地点調査を実施した。富士電機や地熱技術

   開発など、プラント・エンジニアリング会社も営業や技術開発に注力している。求められるのは中長期的な育成の視点だ。

 

太陽光発電

 ・北陸電力、富山太陽光発電所の運転開始

 ・JAソーラー、上期太陽電池出荷850MW超

 ・Qセルズ、日本の住宅用太陽電池参入

     
二次電池

 ・川崎重工、ニッケル水素蓄電池「ギガセル」の応用拡大
  太陽光・風力向けから多機能電力貯蔵装置まで

 ・三菱マテ/電化、LiB用導電材共同事業化

 
風力発電

 ・沖縄電力、蓄電池併設風力発電実証設備

 ・金風科技、2011年上期純利益が半減予想

 ・日本風力開発、海外事業部門を譲渡

 
電気自動車

 ・NTN、EVシステム事業部設置で営業活動展開
  世界の自動車メーカーとの取引実績を積極活用

 ・富士通、エコカー向けモーター制御LSI参入

  
バイオマス

 ・三菱重工、稲わらでバイオ燃料製造技術

 ・森のエネルギー研、バイオボイラ導入診断

 ・ランザテック、生物由来化学製品開発で提携

 
その他エネルギー

 ・三菱製紙、八戸の自家発再開で5万kW供給

 ・新日鐵、電力逼迫緩和でIPP7月初再稼働
 ・電力・ガスがカナダシェールガス開発参加
 
スマートグリッド

 ・日本のHEMS、積水化学の省エネコンサルでスタート
  年間1万棟販売で国内最大のサービスに育成

 ・札幌市、IBMのソリューション導入で民生部門CO削減
  寒冷地のスマーターシティプログラムを実証

  
水力発電

 ・新潟県、小水力発電導入の有望7拠点で可能性調査

  FIT導入で全拠点黒字化の試算結果

 ・富士フォイトハイドロ、水力用水車事業譲受
 
燃料電池
 ・ホンダ、埼玉にソーラー水素ステーション
 ・富士電機、燃料電池の冬季屋外運転実証
 
エネルギー管理
 ・NTT/オムロン、家庭向け省エネ支援
 ・三井化学、エチレン設備でLNG冷熱利用
 ・NEC、伊社とスマートグリッドシステム開発
 
排出権
 ・清水、ネシアのパームオイル工場でCDM
 ・三井物産、社有林でカーボンオフセット
 ・日本ガイシ、インドネシアでCO削減活動
 
政策
 ・岐阜県、グリーンビジネス事業化支援補助
 ・豊岡市、太陽光発電23年度約75件に補助
 ・J−PEC、住宅用太陽光発電補助金受付
 ・環境省、ヒートアイランド対策技術実証
 
サマリー

 ・2011年4年25日〜5月13日