2012年4月3日号　No.35

トップタイトル

　・中国太陽電池メーカー出荷拡大で進む寡占化

　　能力拡大で2012年も37〜54％の出荷増

　　　 中国の大手太陽電池メーカーの出荷拡大が続く。世界の太陽光発電市場の拡大が続く一方で、急激な製品価格

     下落にともなう収益悪化から、ドイツのＱセルズやソーラーワールド、日本のシャープなどが2011年出荷を手控えた

      が、中国大手メーカーは主力９社が10.4GWと前年を43％上回った。2012年見通しも14.2〜16.0GWと大幅な伸びを

     見込んでおり、太陽電池供給で中国メーカーを中心とした寡占化が進む。

　・バイオディーゼル、排出者と処理業を結ぶビジネスモデル

　　バイオマス・ジャパン、ダイセキなど

　　　 廃食用油などを原料にして軽油代替のバイオディーゼル(ＢＤＦ)燃料を精製する動きが広まる。比較的大型のプラント

     が建設されているほか、新規参入者も出ている。しかし年間生産量はまだ１万に届かない。このビジネスの課題は何か。

     バイオマス・ジャパンやダイセキなどの動向をみる。

太陽光発電

　・中国太陽電池メーカーの業績は改善できるのか

　　欧州のＦＩＴ削減で2012年は踊り場の観測

　・ウエストＨＤ、松山に太陽光パネル製造工場を新設

　　７億円投じてモジュール年産25MWでスタート

　・北陸電力、福井で出力１MWの三国太陽光発電所建設開始

　　９月運転開始予定で３月26日に建設工事開始

　・再生可能エネルギー電気の買取制度で調達価格など４提言

　　指定都市自然エネルギー協議会が経済産業相に要望

バイオマス

　・ＢＤＦ事業の拡大に必要なのは真の規制緩和

　　バイオマス・ジャパン　内田勝巳社長

　・那須野ヶ原土地改良区連合、栃木に木質バイオマス発電所