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エンジニアリング・ネットワーク ニュース一覧

24/11/10 【特集】 省人化から無人化に向かう、ごみ焼却プラント

人手不足が深刻化するのに伴い、ごみ焼却プラントのデジタル化が進み、その結果、運転の省人化が進んでいる。そこでは、ごみの燃焼を均一化する目的で、ごみの撹拌が行われ、燃焼状態は温度センサーや燃焼そのものをカメラで撮影して、画像処理するなどの方法で確認し、必要に応じて酸素が取り込まれたり、助燃剤が投入されている。こうした取り組みにより、長期間に渡る無人運転を実現した実証ケースも出始めている。ごみ焼却プラントの運転は省人化から無人化へと向かいつつある。

 【総 論】
  省人化から無人化に向かう、ごみ焼却プラント
  各社、特徴を活かした開発を推進、92日間の自動運転も実現

 【荏原環境プラント】
  遠隔サポートを通じた操炉標準を活用して運転自動化を目指す

 【カナデビア】
  Inovaの自動燃焼制御システム「Autaro」で実証試験を開始

 【川崎重工業】
  運転支援・ごみクレーン運転最適化システム・ACCで運転の省人化を実現

 【JFEエンジニアリング】
  ごみ焼却炉の92日間、完全自動運転を実現

 【神鋼環境ソリューション】
  安定燃焼を誇る「回転ストーカ式焼却炉」で燃焼を制御

 【タクマ】
  独自の運転維持管理総合支援システムとAI活用で省力化を実現

 【日鉄エンジニアリング】
  プラントが自立的に判断する「Think Plant」をごみ焼却プラントに適用

 【三菱重工環境・化学エンジニアリング】
  バリト、ネシアの3地熱発電所の増設・改修を計画
24/11/10 TOYO現法のIKPT、東芝、富士電機、三菱重工が受注
インドネシアのバリト・リニューアブルズ・エナジーは、ワヤン・ウィンドゥ地熱発電所の3号機増設および1号機・2号機改修、ダラジャット地熱発電所の3号機の改修、サラク地熱発電所の7号機の拡張および4号機・5号機・6号機改修を計画している。これらのプロジェクトでは・・・
24/11/10 カナデビア、キルギス初のごみ焼却発電設備供給工事を受注
ビシュケク市向け、ごみ焼却能力1,000t/d・発電能力30MW

カナデビアはこのほど、キルギス共和国初となるごみ焼却発電プラントの設備供給工事を受注した。プロジェクトはキルギス共和国ビシュケク市向けに、ごみ処理能力1,000t/d、発電出力30MWの大型ごみ焼却発電プラントを建設するもの。発注者はJunxin Huanbao KGInvest LLCとともに・・・
24/11/10 AVEVA、「CONNECT」の拡張機能でDXの新たな段階へ
10月15日「AVEVA World 2024」で発表

英AVEVAは10月15日にパリで、最新ソリューションおよびビジョンを紹介するグローバルイベント「AVEVA World 2024」を開催し、その中で、企業のDXを実現する新たなステップとして、インダストリアル・インテリジェンス・プラットフォーム「CONNECT」の拡張と主要ソリューションの拡張・強化を発表した。
24/11/10 「計測展2024 OSAKA」開催
66社・団体と13大学が参加

10月30日から11月1日までの3日間、「計測展2024 OSAKA」が、グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催された。今回の「計測展2024 OSAKA」では、「カーボンニュートラルへ『はかる・見える・変える』」がPRメッセージとして掲げられた。2050年のカーボン・・・
24/10/25 【特集】 理想と現実の狭間で揺れるLNGプロジェクト

世界がカーボンニュートラルに向かう中で、化石燃料の中で燃焼時のCO2排出が最も少ない天然ガスは、再生可能エネルギー社会が確立されるまでの、トランジション・エナジー(移行期のエネルギー)として存在感を高めている。しかし、化石燃料である以上、燃焼すれば、石炭の半分ではあるが、CO2を排出する。このため最近は、環境NGOへの配慮から、天然ガスを液化するためのLNGプロジェクトのFID (最終投資決定)に慎重になるケースも見受けられる。こんな背景から、LNGプロジェクトが揺れ動き始めている。

 【総 論】
  理想と現実の狭間で揺れるLNGプロジェクト
  「Biden's LNG Pause」の背景に、環境NGOへの配慮

 【各 論】
  LNGプロ、注目すべきモザンビーク・パプア・カナダ
  大統領選の結果が左右する米国市場
24/10/25 モザンビークLNG計画、デュアルFEEDを発注
日揮グローバル~仏テクニップ・米マクダーモットが受注

モザンビークで、エクソンモービル、伊エニ、中CNPCの合弁企業、ロブマ・ジョイントベンチャーが計画するLNGプラントのFEEDが、日揮グローバル~ 仏テクニップエナジーズ、米マクダーモットの2社にそれぞれ発注された。同案件では、デュアルFEEDが実施される。
24/10/25 GEベルノバ、関西電力からガスタービンを受注
南港発電所の設備更新プロジェクト向け

米GEベルノバはこのほど、関西電力から南港発電所(大阪市住之江区)の設備更新プロジェクト向けにガスタービン「7HA.03」3基を受注した。プロジェクトは、南港発電所のコンベンショナル方式のガス火力発電設備3基(発電出力:180万kW=60万kW×3基)を・・・
24/10/25 キューブロック、大阪にメンテナンス拠点
大阪ラボを設置、メンテナンス事業を拡充

高温・高圧対応など、高性能のバルブを製造・販売しているキューブロックテクノロジーだが、このほど、大阪にメンテナンスの拠点として大阪ラボを設置した。すでに本社のある東京には、東京ラボを設置して、バルブのメンテナンスサービスを提供しているが、大阪にもメンテナンスを主体とした拠点を設立した。
24/10/25 LNG産消会議、広島で開催
ネットゼロに向けたLNGの役割を官民で議論

10月6日、経済産業省および国際エネルギー機関(IEA)は、「LNG産消会議2024」を広島のグランドプリンスホテルで開催した。今回の会議は、官民対話に重点を置き、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)と連携して開催した。今回で13回目となる「LNG産消会議2024」だが・・・
24/10/10 【特集】 海外コントラクター「強者の正体」

コントラクターの「強者」の条件は、大規模プロジェクトで高い確率で利益を計上できることだ。それも一過性ではなく、継続的に利益を上げないと強者とは言えない。また国策的なプロジェクトを手掛けながら、高収益を上げる企業もある。ただ、コントラクターに限らず、企業のあるべき姿は利益をしっかりと再投資に回すことだろう。果たして、これをできているコントラクターはどれだけ存在するのだろうか。

 【総 論】
  海外コントラクター「強者の正体」
  成長のカギは時代の趨勢とポートフォリオの適合

 【現代建設】
  韓国を代表する建設エンジニアリング企業
  国家を担う大型プロジェクトに対応、原発プラント輸出にも積極的

 【Larsen & Toubro】
  中核のEPC事業を維持しつつ、次世代向けデジタル化にも注力
  建設エンジ事業の収益を次世代事業に再投資

 【サイペム】
  強みはオフショア・サブシー関連設備の建設
  高水準のエネルギー価格を背景に、業績が改善

 【韓サムスンE&A】
  2024年上半期は減収減益も高水準の業績を維持
  顧客・業界との関係作りにも注力
24/10/10 モザンビークLNG計画、デュアルFEEDを発注
日揮グローバル~仏テクニップ・米マクダーモットが受注

モザンビークで、エクソンモービル、伊エニ、中CNPCの合弁企業、ロブマ・ジョイントベンチャーが計画するLNGプラントのFEEDが、日揮グローバル~ 仏テクニップエナジーズ、米マクダーモットの2社にそれぞれ発注された。同案件では、デュアルFEEDが実施される。
24/10/10 ENEOS向け「1BD合成燃料製造実証プラント」が完成
千代田・日鉄エンジが建設

千代田化工建設・日鉄エンジニアリングが建設に参加したENEOS向け「1BD(バレル・パー・デイ)合成燃料製造実証プラント」がこのほど完成した。プロジェクトは、ENEOSがNEDOの「グリーンイノベーション基金事業 / CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に採択された・・・
24/10/10 日揮、長崎新エンジニアリング拠点で立地協定式
大石長崎県知事・鈴木長崎市長が出席

日揮は9月28日、長崎に新設するエンジニアリング拠点の立地協定式を長崎県庁において実施した。協定式には、大石 賢吾 長崎県知事、鈴木 志朗 長崎市長が出席した。2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、低・脱炭素分野、資源循環分野での設備投資が増加する見通しだ。
24/10/10 千代田、インドネシア向け銅製錬設備を完工
生産開始式典を開催

千代田化工建設のインドネシア現地法人である千代田インターナショナル・インドネシア(PT.Chiyoda International Indonesia)社は2021年にフリーポート・インドネシア社から、東ジャワ州グレシック地区における新規銅製錬所建設プロジェクトを受注、このほど完工した。
24/09/25 【特集】 防爆エリアのデジタル化には、非防爆機器を使え!

製造業のデジタル化は避けては通ることができない課題だ。この課題は、プラントの防爆エリアにとっても、同様に存在する。しかし防爆機器の市場は小さく、デジタル機器の商品のライフサイクルは短い。このため、開発投資資金を短期間で回収する必要があるが、その可能性は低い。そこで求められるのが、非防爆機器の有効な活用だ。耐圧防爆のジャンクションボックス内に非防爆機器を搭載して、防爆エリアに活用する。これが現時点での最適解のようだ。

 【総 論】
  引き続き旺盛な需要があるLNGプロジェクト
  化学メーカーの海外進出に伴う設備発注に異変?

 【島田電機】
  耐圧防爆構造制御・配電盤で防爆エリアのデジタル化を実現
  独BARTEC総代理店として、海外防爆機器を活用

 【JFEエンジニアリング】
  JFEエンジ、防爆型無線LANシステムで防爆エリアのデジタル化に取り組み
  タブレットやスマートフォンなどの端末も提供
24/09/25 日鉄エンジ、揖龍保健衛生施設事務組合から建替工事を受注へ
9月中に正式契約

日鉄エンジニアリングは近く、兵庫県の揖龍保健衛生施設事務組合からごみ焼却発電プラントの建替工事を受注する。建替工事と同時にプラントの運転・維持管理も請け負う。今回受注するのは、揖龍保健衛生施設事務組合が計画するガス化溶融炉で、1994~1995年に建設されたプラントのリプレース。
24/09/25 BRS、ネシアのアンモニア製造拠点で、共同スタディで覚書
メタン等GHG排出削減に向け

日揮ホールディングスのグループ企業で、デジタルツインの構築・運用を行うブラウンリバース(BRS)はこのほど、インドネシアのアンモニア製造販売会社であるパンチャ・アラマ・ウタマ社(PAU)と、インドネシア中央のスラウェシ州の同社アンモニア製造拠点において・・・
24/09/25 蘭マンモート、「メガジャック10000」によるサービスを開始
高所作業やカスタム鋼材の必要性を軽減

蘭マンモートはこのほど、重量物運搬用製品ポートフォリオに加わる「メガジャック10000」によるサービスを開始した。新システムは、タワーベースの設置面積を増やすことなく、吊り上げ能力を現在の5,200トンから1万400トンに向上させる。これにより、構造物を持ち上げる際に・・・
24/09/25 日本の建設エンジ産業の世界シェアは3.6%
米ENR誌が「THE TOP 250」を掲載

米国のエンジニアリング専門誌であるENR誌は9月16日付で、毎年公表している「2024 THE TOP 250」を掲載した。「2024 THE TOP 250」は、2023年の世界の建設エンジニアリング企業上位250社の海外売上高に市場規模を見ると同時に、ランキングを掲載している。
24/09/10 【特集】 期待と不安が交錯する2024年度下期プラント市場

最近のプラント市場は不確実性が高くなっている。例えば、ごみ焼却プラントは、現在、2000年前後のダイオキシン規制強化に伴い建設されたプラントが建て替え時期にある。このため旺盛な需要があるが、実際に具体化するプロジェクトは限られている。理由は、資機材高騰や作業員の人件費の値上がりにより、予算内でコストが収まらなくなっているからだ。資機材や人件費の高騰で計画が見直しになっているケースは海外でも多い。こんな状況がプラント市場の見通しを見えにくくしている。

 【化学プロジェクト】
  引き続き旺盛な需要があるLNGプロジェクト
  化学メーカーの海外進出に伴う設備発注に異変?

 【電力プロジェクト】
  GTCCプロジェクトが多数計画
  海外はアジア・中東の大型新増設、国内はリプレースの展開が注目

 【鉄鋼プロジェクト】
  鉄鋼業界の設備投資の活況続く
  国内外ともに脱炭素化、生産性向上、高付加価値製品強化がキーワード

 【環境プロジェクト】
  国内では、プロジェクト実現のカギは予算
  海外では脱亜戦略で、中東・欧州市場に照準
24/09/10 TOYOグループ、米国からエチレンプラントの設計・調達を受注へ
シンテック・増設プロジェクト向け

東洋エンジニアリング(TOYO)グループの、TOYO本社とトーヨーインディアは近く、信越化学工業の米国法人であるシンテックが米国のルイジアナ州プラケマインで計画しているエチレンプラント増強プロジェクトの設計・調達を受注する。プロジェクトはプラケマインで製造している・・・
24/09/10 ネシアIKPT、NSIからSAP増強設備を受注へ
日本触媒インドネシア法人から

東洋エンジニアリング(TOYO)の現地合弁企業であるIKPTは近く、日本触媒のインドネシア現地法人である「PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)」から、高吸水性樹脂(SAP)製造プラントの増強プロジェクトを受注する。プロジェクトは、NSIがジャワ島西部のチレゴンで・・・
24/09/10 山梨県・東電EP・大成建設、PEM型水電解装置の実証運転を開始
コンテナにワンパック、施工を大幅に簡略化

山梨県、東レ、東京電力エナジーパートナー、および大成建設は、NEDOの助成を受け、2021年12月から開発を進めてきた500kWワンパック固体高分子(PEM)型P2Gシステムの第一号機を、埼玉県川越市にある大成ユーレック川越工場に設置、8月6日から、実証運転を開始した。
24/09/10 「第6回 RD20 国際会議」、12月にニューデリーで開催
10月にGXウィークの一環として「RD20 東京シンポジウム2024」

G20各国・地域の主要な研究機関がカーボンニュートラルの実現に向けた国際連携を促進を目的とする「RD20」は、「第6回 RD20 国際会議」を12月2日から6日までインドのニューデリーで開催する。また10月11日には、経済産業省が主催する「東京GXウィーク」の一環として「RD20 東京シンポジウム2024」を行う。
24/08/合併号 【特集】 World Contractors Data Book(2024年3月期の全社業績)

 【専業エンジニアリング】
  明暗分けた、オフショア主体のMODEC・TOYOと陸上案件の千代田・日揮HD
  千代田・日揮HDは今期の業績回復に期待
   千代田化工建設 / 東洋エンジニアリング / 日揮ホールディングス / ビジネスエンジニアリング / 三井海洋開発

 【総合重機】
  電力・環境・交通など得意分野捕捉
  多くの企業でプラント・インフラ部門の業績回復・拡大基調
   IHI / 川崎重工業 / 住友重機械工業 / 日立造船 / 三菱重工業

 【重 電】
  電力・鉄道・産業投資が好影響
  日立の電力・鉄道事業の好調際立つ
   日立製作所 / 富士電機 / 三菱電機

 【鉄鋼大手】
  3社が増収、神鋼とJFEエンジが増益
  堅調な公共・民間投資が各社の業績に追い風
   神戸製鋼所 / JFEエンジニアリング / 日鉄エンジニアリング

 【総合建設】
  鹿島と竹中が営業ベースで増益
  受注は5社ともに好調
   大林組 / 鹿 島 / 清水建設 / 大成建設 / 竹中工務店

 【機械系】
  7社が営業ベースで増益
  月島HD、化工機などが将来への一手
   荏 原 / 木村化工機 / クボタ / 太平洋エンジニアリング / タクマ / 月島ホールディングス / 三井E&S / 三菱化工機

 【ユーザー系エンジニアリング】
  幅広いポートフォリオを持つ企業が対応力を高める
  三菱ケミカルエンジは過去最高の売上・利益
   旭化成エンジニアリング / 出光エンジニアリング / クラレエンジニアリング / コスモエンジニアリング
   JNCエンジニアリング / 住友ケミカルエンジニアリング / 東レエンジニアリング / 三菱ケミカルエンジニアリング

 【大手工事会社】
  石油・石油化学のSDMマイナーで前期業績は今一つ
  富士・古河E&Cは半導体・データセンターを追い風に好調
   山 九 / 高田工業所 / レイズネクスト / 富士古河E&C

 【機器メーカー】
  資機材価格・人件費価格が高騰しても適切に価格に転嫁
  リーディングカンパニーの強みを発揮する各社
   アズビル / キッツ / 日阪製作所 / 横河電機

 【総合商社】
  プラント部門はIPPなど投資に
  傾注するもEPC機能を堅持
   伊藤忠商事 / 住友商事 / 双 日 / 豊田通商 / 丸 紅 / 三井物産 / 三菱商事
24/08/合併号 英ウッド、クラレからシンガポール向けEVOH設備を受注
EPCM契約で、受注額4,000万ドル

英国のエンジニアリング企業であるウッドはこのほど、クラレがシンガポールのジュロン島に建設を計画しているEVOH樹脂(エバール)製造設備を受注したと発表した。受注額はEPCM(設計・調達・建設管理)契約で4,000万ドル。ウッドは、FEEDに基づき、ジュロン島に建設されるEVOHプラントのEPCMサービスを提供し、同時に・・・
24/08/合併号 ユーグレナ・PETRONAS・Enilive がFID
バイオ燃料製造プラント、EPCは韓サムスンE&A

ユーグレナ・マレーシア国営石油会社「PETORONAS」、伊Eniliveの3社合弁がマレーシアに建設を計画しているバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトでFID(最終投資決定)が下された。同プラントのEPCは韓サムスンE&Aが受注するもよう。同プロジェクトに・・・
24/08/合併号 タクマ、焼却炉DBOプロ
埼玉県で受注へ、落札金額414億円

タクマは近く、埼玉県行田羽生資源環境組合から「新ごみ処理施設整備運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ごみ焼却炉の建設・運営事業。タクマは、2028年6月までに日量126トンのストーカ炉、不燃・粗大ごみ、缶類、ペットボトル、剪定枝を対象・・・
24/08/合併号 三菱重工パワーインダストリー、焼却炉の基幹改良工事
富山県で受注へ、日量174トンの流動床炉

三菱重工業グループの三菱重工パワーインダストリーは近く、富山県新川広域圏事務組合からごみ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的にプラント全体を延命化する工事。
24/07/25 【特集】 今求められる「P&ID」
 プラント設計では、3D CADによる設計の以前に、2Dの「P&ID」による設計がある。「P&ID」は配管計装図と呼ばれ、プラントにおける配管や計装機器の接続を専門的な記号で示した図面だ。この図面に空間情報を取り入れたものが3D CAD図面になる。重要な役割を担う「P&ID」だが最近では、その生産性の高さを実現することを目的とした「P&ID」ソフトが市場に投入されるようになってきた。「P&ID」の最新状況について取材した。

 【総 論】
  エンジニアリング生産性を向上する「P&ID」
  軽視できない3D CADデータとの整合性
  ・プラント設計に欠かせない「PFD」と「P&ID」
  ・設計の生産性向上を目的に開発された「EYEPID」
  ・「P&ID」のインテリジェント化を実現したTIS千代田システムズ
  ・「P&ID」のインテリジェント化を進めたAVEVA

 【各 論】
  今、機能向上が図られる「P&ID」
  主力ベンダーが注目すべき展開へ
  ・ユーザーニーズに応え「EYEPID」を開発したヘキサゴンALI ・設計の生産性向上を目的に開発された「EYEPID」
  ・「Dynamic Flow Navi」で属人的作業をデジタル化したTIS千代田
  ・AVEVA「AVEVA P&ID」の連携を強化

24/07/25 日揮グローバル~米フルアJV、最終溶接を完了
LNGカナダ第1トレーン建設プロジェクトで

日揮グローバル~米フルアのジョイントベンチャーはこのほど、現在遂行中のLNGカナダ向けプラント(700万t/y×2系列)建設プロジェクトで、第1トレーンの最終溶接を完了した。これにより、プロジェクトは完成から稼働へ大きく近付いた。プロジェクトはカナダの・・・
24/07/25 川重中国合弁のSCKEなど、タイのごみ発電プラントを受注
タイ・エコプラントサービシーズと、ガルフから受注

川崎重工業と中・海螺セメント(CONCH)グループの合弁会社である中・上海海螺川崎節能環保工程(SCKE:Shanghai Conch Kawasaki Engineering)はこのほど、タイ・エコプラントサービシーズ(EPS:Eco Plant Services)と共同で、タイ・ガルフリニューアブルエナジーから・・・
24/07/25 水処理プラントの電気設備、入札相次ぐ
三菱電機、メタ、横河ソリューションが受注

水処理プラントの電気設備の入札がこのほど相次ぎ、東京都で三菱電機とメタウォーター、長野県では横河電機グループの横河ソリューションサービスがそれぞれ受注した。東京都下水度局からは、三菱電機が「八王子水再生センター電気設備改良工事」、メタウォーターが・・・
24/07/25 MHIEC、し尿処理施設の基幹改良工事
山口県で受注、日量131kL

三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)はこのほど、山口県周東環境衛生組合から、既存のし尿処理施設の基幹改良工事を受注した。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しつつ、プラントを更新する工事。最新技術の導入で、ライフサイクルコストの適正化、CO2排出量の削減などを実現する。
24/07/10 【特集】 プラント貿易アウトルック2023
 脱炭素化が進む中で、「エネルギー・トランジション」の時期を迎えているが、天然ガス関連の設備投資が堅調に推移した。この中で、ガスタービン需要が確実に伸張した。反面、2023年度のLNGプラント建設プロジェクトのFID(最終投資決定)案件は2件にとどまった。北米の景気は好調だったが、欧州・中東の景気は今一つ伸び悩んだうえに、資機材コストも上昇したのが、FIDに慎重になった要因と見られる。
 ただ、プロジェクトが大型化する中で、千代田化工建設などが北米で遂行していたゴールデンパスLNGプロジェクトでジョイントベンチャーパートナーのZachry社が経営破綻した。プロジェクトの大型化とともにリスクも拡大、その対応が求められている。

 【総 論】
  LNGと二次インフラ需要が世界のプロジェクト市場を牽引
  LNGプラントとGTCCへの投資が活発

 【国際協力銀行 小松正直 執行役員 経営企画部長】
  グローバルサウス、サステナビリティなど、新たなニーズに機動的に対応

 【日本貿易保険 吉岡 孝 営業第二部長】
  2023年度保険引受額は株式会社後最大の8兆円

 【千代田化工建設 櫻井公穂 執行役員・営業本部長】
  JVパートナーの倒産で浮上したリスク管理の重要性

 【東洋エンジニアリング 松室 健 専務執行役員・営業統括本部統括本部長】
  大型FPSO2件の受注で幸先良いスタートを切った2023年度

 【日揮グローバル 桜井宏司 常務執行役員 営業本部長】
  今期に入って、UAE向け大型LNGプロジェクトを正式契約

 【日立造船 英 孝太 環境事業本部 海外環境ビジネスユニット長】
  日造本社対応のアジア地域では苦戦も、欧州・中東でHZIが好調

 【三菱重工業 河本英士 エナジードメイン プラント営業戦略室長】
  世界的に進むエナジートランジションで拡大するガスタービン需要に対応

 【2023年度 主要受注プロジェクト一覧】

24/07/10 JOGMEC、CCS9案件を選定
2030年度までの貯留開始に向け

JOGMECは2024年3月8日から4月5日に「先進的CCS事業に係る設計作業など」に関する委託調査業務の公募を行い、9案件を候補として選定した。JOGMECはCO2を回収して地下に貯留する技術「CCS」について、「CCSバリューチェーンにおける設計業務」および試掘調査などを・・・
24/07/10 メタウォーター、汚泥焼却炉の改良工事
東京都で受注へ、日量300トン

メタウォーターは近く、東京都から「南部汚泥処理プラント汚泥焼却設備新3号改良工事」を受注する。プロジェクトは、南部汚泥処理プラント(東京都大田区)内にある、老朽化した汚泥焼却炉の改良工事。日量300トンの炉の改良工事を行う。メタウォーターは現在、都と契約の詳細を・・・
24/07/10 荏原環境、焼却炉の基幹改良工事を受注へ
北海道で、日量280トンのストーカ炉

荏原環境プラントは近く、北海道旭川市からごみ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的にプラント全体を延命化する工事。その際、最新技術の導入でランニングコストの適正化・・・
24/07/10 2024年度「エンジニアリング功労者賞・奨励特別賞」決まる
グループ表彰21件、エンジニアリング奨励特別賞9件

エンジニアリング協会は「2024年度エンジニアリング功労者省・奨励特別賞」の表彰者を決めた。「グループ表彰(国際貢献)」は、カンボジア国道5号線改修プロジェクトチーム/大林組、Coral South Floating LNGプロジェクトチーム/ 日揮グローバル、シンガポールチャンギ国際空港ターミナル・・・
24/06/25 【特集】 もう「プラントコスト」は下がらない
「資機材価格が値上がりしている」「人件費も高い」など、プラント建設関係者のこんな発言が最近、増えた。コロナ禍が収束して、物の動きが活発になり、資機材価格は一旦落ち着いたが、最近は円安による輸入原材料価格の高騰で上昇した。それでも、財務省の為替介入は「1ドル=160円」の円安水準だ。ここまでの円安を容認する理由は何なのか。「円安によるインフレで、約1,300兆円という債務を圧縮する狙いがあるのではないか」という勘ぐりも働く。この勘ぐりが正解なら、円安・インフレ・債務圧縮という流れが継続され、当分、プラントコストも高値を継続するはずだ。

 【総 論】
  もう「プラントコスト」は下がらない
  円安と人件費高騰が吊り上がるコスト

 【各 論】
  円安で引き起こされるインフレに要注意
  求められるより高い付加価値
24/06/25 テクニップ~日揮~現地NPCC、ルワイスLNGプロを正式契約
3月にアーリーワークを受注

仏テクニップエナジーズ~日揮グローバル~現地NPCCのジョイントベンチャー(JV)はこのほど、UAEのADNOC(アブダビ国営石油)が計画するルワイスLNGプラント(480万t/y×2系列)を受注した。同プロジェクトについては、3月14日にアーリーワークを受注したが、このほど正式にEPCを受注した。
24/06/25 日本バルブ工業会、創立70周年祝賀会を開催
金子産業・中村会長とキッツ堀田社長を功労者として表彰

日本バルブ工業会は6月6日、大手町サンケイプラザで創立70周年記念祝賀会を開催した。冒頭、挨拶に立った西岡 利明会長(SANEI会長)は、「われわれは、流体制御のかなめのメーカーの集まり。何よりも、会員企業の皆さんが、人らしく活動ができる団体であれば、社会貢献できる団体になると思う」と語り、バルブ産業が社会に貢献していることを強調した。
24/06/25 エスエヌ環境テクノロジー、焼却炉を受注へ
兵庫県で、日量44トンのストーカ炉

日立造船グループのエスエヌ環境テクノロジーは近く、兵庫県中播北部行政事務組合から「(仮称)神崎郡ごみ処理施設建設工事」を受注する。既存炉の老朽化に伴うごみ焼却炉の新設工事。エスエヌ環境テクノロジーは2028年3月までに日量44トンのストーカ炉、ビン・缶・PETボトル・容器包装・・・
24/06/25 メタウォーター、浄水施設電気設備の改良工事
東京都で受注へ

メタウォーターは近く、東京都水道局から「金町浄水場第1高度浄水施設電気設備等改良工事」を受注する。プロジェクトは、東京都葛飾区内の金町浄水場での電気設備などの改良工事。メタウォーターは速度制御装置と場内給水ポンプ電動機の新設、低圧電気設備と特殊電源設備の更新、附帯工事を実施する。
24/06/10 【特集】 活況が続く、医薬品エンジニアリング市場
過去5年間で、医薬品製造設備の市場規模は倍増した。低分子医薬品に加え、バイオ医薬品の投資、さらにコロナ禍により、医薬品製造のサプライチェーンが見直され、ワクチン製造プラントも市場に加わった。その一方で既存プラントの改造もあり、医薬品エンジニアリング市場の活況が続く。反面、プラントを供給するサブコンは半導体やデータセンターの投資に追われ、医薬品エンジニアリング市場に十分な対応ができない。市場は活況だが、予期しない問題も浮上している。

 【総 論】
  医薬品エンジ市場、活況でも増えないコントラクター
  活況は2030年頃まで続く

 【千代田化工建設グループ】
  医薬品製造の基礎研究からシステム対応まで、ワンストップで対応
  中堅・ジェネリック医薬品メーカーにもグループで対応

 【テックプロジェクトサービス】
  技術開発で差別化、技術の優位性で高収益目指す
  2023年度は期ずれによる発注見送りで受注高は低水準も、今期はファイケミカル系を含め200億円の受注高目指す

 【日揮】
  適正な受注量を高い生産性で実現
  バランスと仕事量に配慮しながら、適正規模の受注を目指す

 【鹿島建設】
  顧客・パートナーとともに成長する医薬品エンジニアリング
  設備のDX化では、最適解を提案

 【大成建設】
  2023年度受注高は約900億円、バイオ医薬品設備などで実績
  中外製薬向け「UK4」プロジェクトでISPEのFOYAを受賞

 【東レエンジニアリング】
  活況の市場を背景に、始まった好循環
  若手人材の育成にも手応え

 【三菱ケミカルエンジニアリング】
  多様化かつ拡大する市場に、独自技術で差別化
  設備管理事業で現場の情報を取得、技術・システム開発に反映
24/06/10 水ing、水処理プラントの情報プラットフォーム
自治体の水処理事業を効率化

水ingが水処理プラントの情報プラットフォーム「Sustainable Water Cloud」(SwaC)を開発し、自治体が手掛ける上下水道事業向けに営業を強化している。「SwaC」は、水処理プラントの運転データを収集・蓄積し、オペレーション現場で活用できる情報プラットフォーム。
24/06/10 プランテック、ごみ焼却炉を受注へ
長野県で、日量35トンのストーカ炉

プランテックは近く、長野県岳北広域行政組合から既存のごみ焼却炉の更新プロジェクトを受注する。2027年3月までに、日量35トンのストーカ炉を建設する。現在、組合と契約の詳細を詰めており、7月中に正式に契約する。プランテックは100トン前後の中小規模の炉を得意とする焼却炉メーカー。
24/06/10 重工、2024事業計画を発表
GTCC、CCUSなどを強化

三菱重工業はこのほど、2024~2026年度を対象とした「2024事業計画」を策定した。「2021~2023年事計」では、「事業計画が不透明な中、収益力の回復・強化に取り組み、過去最高水準の利益を達成し、強固な事業基盤と財務基盤を構築した」「成長領域の開拓により、水素・アンモニア・・・
24/06/10 JBIC、豪スカボローガス田開発に融資
エネルギー安定供給の確保とエネルギートランジションの推進に貢献

国際協力銀行(JBIC)はこのほど、豪ウッドサイドエナジーグループの金融子会社である豪州法人のウッドサイド・ファインナンス社との間で、融資金額10億ドルを限度とする貸付契約を締結した。この融資は、民間金融機関との協調融資により実施するもので、協調融資総額は14億5,000万ドル。
24/05/25 【特集】 停まらない「デジタル保全」の進化
デジタルを活用すれば、保全に伴う労働力を大幅に削減できる。すでに、プラントの主要機器にセンサーを設置し、そのセンサーから送信される状態は遠隔地でも把握できる技術はある。また、本特集で取り上げた4足歩行のロボットやドローンといった移動体は、ヒトが監視するのに近い役割を果たすことができ、ロボットやドローンにカメラを搭載し、画像を取得できれば、プラントの巡回監視の作業を大幅に軽減可能だ。「デジタル保全」の進化は停まることを知らない。

 【総 論】
  「デジタル保全」の停まらない進化
  「4つ足歩行ロボット」やドローンを積極的に活用

 【日鉄エンジニアリング】
  日鉄エンジ、廃棄物焼却設備の点検に「4足歩行ロボット」を活用化
  自立型プラントで相次ぐ成果

 【東京ガス(FOCUS / Cover Story)】
  設備の巡視点検にドローンを活用した東ガス日立LNG基地
  非防爆エリア上空を飛行、軽減された巡視点検
24/05/25 JFEエンジ、シンガポールからS-SBRプラントを受注へ
旭化成現地法人から、増設プロジェクト

JFEエンジニアリングは、旭化成のシンガポール法人であるAsahi Kasei Plastic Singaporeから、S-SBRプラントの増強プロジェクトを受注する。JFEエンジは2017年10月に、Asahi Kasei Plastic SingaporeからS-SBRプラントの年産10万トンから同13万トンへの増強プロジェクトを受注し、2020年に完工した。
24/05/25 日揮HD、日揮グローバル副社長に山田 日揮社長
日揮新社長に山口 副社長が昇格

日揮ホールディングス(HD)は6月19日付で、日揮グローバルの代表取締役副社長執行役員に山田 昇司 日揮代表取締役社長執行役員 兼 日揮HD取締役が就任する人事を決めた。また山田 日揮社長の後任には6月19日付で山口 康春 取締役副社長執行役員が就任する。
24/05/25 石川県の焼却炉DBOプロ、地元メーカーが受注へ
47トンのストーカ炉、20年間の維持管理・運営

石川県羽咋郡市広域圏事務組合が計画する「新ごみ焼却施設整備運営事業」は近く、地元のごみ焼却炉メーカーのアクトリーが受注する。プロジェクトは、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による焼却炉の建設・運営。メーカーは、2027年3月までに16時間稼働で処理能力・・・
24/05/25 シュナイダーエレクトリック、ベントレーシステムズと買収を視野に検討を開始
買収検討は初期段階

仏シュナイダーエレクトリックは現在、米ベントレーシステムズと買収を視野に話し合いを始めた。この話し合いについては、すでに欧米で報道されており、両社が買収を視野に入れた話し合いを行っていることを認めている。ベントレーシステムズは今年3月21日に、グレッグ・ベントレーCEOが・・・
24/05/10 【特集】 焼却炉、約300 件の更新・延命化需要の行方
ごみ焼却炉の寿命は概ね20~30年間と言われているが、はたしてこの時期に稼働を開始した炉を持つ自治体は老朽化対策工事をどのように考えているのか。1990~2005年に稼働を開始した275件の焼却炉について、自治体に電話取材を実施。それぞれの老朽化対策工事を追った。

 【総 論】
  焼却炉、約300件の更新・延命化需要の行方
  2万6,499トンの需要を追え

 【プロジェクトリスト】
  1990~2005年に稼動を開始した主な焼却炉と、老朽化対策工事
24/05/10 東ガス、日立LNG基地の巡視点検にドローンを活用
点検所用時間を1/3に短縮

東京ガスはこのほど、ドローンを活用した日立LNG基地の巡視点検を公開した。東ガスは「スマート保安」の推進に向けた取り組みとして、高所での作業環境面で課題がある場所より、ドローンによる人の作業・判断の一部代替を進めており、その第一弾として、日立LNG基地・・・
24/05/10 日鉄エンジ、ごみ処理施設で「4足歩行ロボット」を用いたスマート化を検証
プラントが自ら判断する「自立型プラント」の実現に取り組み

日鉄エンジニアリングは、プラントが自ら判断する「自立型プラント」の取り組みを行っているが、その一環として、「4足歩行ロボット」を活用した設備の日常点検に取り組んでおり、その成果を積み上げている。日鉄エンジが活用した「4足歩行ロボット」は、米ボストンダイナミックス社の「Spot」。
24/05/10 JFEエンジ、焼却炉の基幹改良工事
横浜市で、随契で受注へ

JFEエンジニアリングは近く、神奈川県横浜市からごみ焼却炉の基幹改良工事を随意契約で受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的にプラント全体を延命化する工事。その際、最新技術の導入で・・・
24/05/10 浅野アタカ、し尿処理施設の基幹改良工事
岡山県で受注へ、11億7,000万円

日立造船グループの浅野アタカは近く、岡山県備南衛生施設組合からし尿処理施設の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、プラントやユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的に施設全体を延命化する工事。その際、最新技術の導入でランニングコスト・・・
24/04/25 【特集】 脱炭素化に取り組むプラントエンジニアリング産業(メーカー編)
今号も創刊25周年特集として「脱炭素化に取り組むプラントエンジニアリング産業」を特集した。今回は「メーカー編」だ。プラントメーカーでは、三菱重工業と川崎重工業で水素混焼のガスタービンの開発が進み、IHIは燃料アンモニアの活用に関する技術開発に取り組んでいる。またバルブメーカーのキッツは液体水素への対応、金子産業では以前から取り組んでいる水素を安全に扱う装置「フレームアレスタ」の事業が活発化、そして日本アスコはバルブのモニタリングによるプラント操業の省エネ化を実現している。メーカーであるだけに、自社の得意技術を前面に押し出した事業が展開されている。

 【金子産業 代表取締役会長 中村 善典氏】
  安心・安全を守る技術でSDGsをリード
  バルブ内部漏れの予兆を捉える「APOSA」では無駄のない操業を目指す

 【FOCUS / Cover Story】
  液化水素のサプライチェーンの確立に社運を賭ける川崎重工業
  液化水素の「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」の社会実装に全力

 【IHI】
  「アンモニアバリューチェーン構築」に注力
  注目される電力分野におけるアンモニア利活用

 【三菱重工業】
  着々と進む、水素・アンモニア燃焼ガスタービン
  高砂水素パークでは、水素のサプライチェーンを含めた開発へも取り組み

 【アトラスコプコ】
  コンプレッサの省エネと熱回収システムの提案で脱炭素化を実現
  省エネ・脱炭素化による社会貢献をサポート

 【金子産業】
  フレームアレスタで水素燃焼時の逆火でも安全を確保
  水素ガス、エチレンガスの使用でも消炎が可能

 【キッツ】
  実用化段階に入った液体水素用バルブ
  30円/N㎥の水素製造コストを目指し、継続される開発

 【月島JFEアクアソリューション】
  「創エネルギー型脱水焼却システム」と「OdySSEA」
  温室効果ガス削減と高効率発電を実現

 【日本アスコ】
  バルブモニタリングシステムでプラントの最適稼働をサポート
  効率運転の実現で、脱炭素化にも貢献

 【三菱化工機】
  中規模下水処理場での汚泥消化ガス発電でも事業性を確保
  独自の汚泥熱可溶化装置を実用化
24/04/25 米ヘキサゴン、APMシステム機能を拡大
Itus Digital を買収、EAMプラットフォームを補完br>
米ヘキサゴンはこのほど、米国バージニア州ロアノークを拠点とするアセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)ソフトウェアのプロバイダーであるItus Digitalの買収を発表した。Itusの機能は、HexagonのEAMプラットフォームやヘキサゴンの他の製品を直接補完するもの。
24/04/25 豪ウォーリー~重工など、CO2回収プラントのプレFEEDを受注
ノルウェーの廃棄物焼却プラント向け

ノルウェーのトロントハイムで廃棄物焼却プラントを稼働するスタットクラフト社はこのほど、CO2回収施設のプレFEEDを豪ウォリー~三菱重工業、ノルウェー・アーカーカーボンキャプチャー、日立造船イノバの3社に発注した。今後、プレFEEDを評価したうえで、FEEDコントラクターを決める。
24/04/25 三菱化工機、汚泥消化槽を受注へ
東京都で、落札金額52.8億円

三菱化工機は近く、東京都から「森ヶ崎水再生センター(東)汚泥消化槽機械設備再構築工事」を受注する。大田区内の森ヶ崎水再生センターに、日量4万7,900㎥の汚泥消化槽設備2槽、汚泥消化ガス設備を建設する。工期は870日間。入札では52億8,000万円で落札。
24/04/25 水処理プロ、契約相次ぐ
神鋼環境、TJASがそれぞれ受注

地方共同法人日本下水道事業団による水処理設備の入札がこのほど相次ぎ、神鋼環境ソリューションが「琶湖湖南中部浄化センター汚泥処理設備工事その18」「琵琶湖湖南中部浄化センター汚泥処理設備工事その19」、月島JFEアクアソリューション(TJAS)が「井原市井原浄化センター汚泥処理設備工事その6」をそれぞれ受注した。
24/04/10 【特集】 脱炭素化に取り組むプラントエンジニアリング産業(エンジニアリング会社編)
創刊25周年を機会に、4月10日号と25日号の2回に渡り、脱炭素化に取り組むプラントエンジニアリング産業について特集する。今回は「エンジニアリング会社編」だ。専業エンジニアリング、ユーザー系エンジニアリング、施工中心の企業を取り上げたが、取組には、従来のEPCビジネスを目的とするものばかりではなく、手段として捉えるケースも見受けられる。技術開発にも取り組まれているが、新たなビジネスモデルの登場も注目される。

 【日揮ホールディングス 常務執行役員 TCO・サステナビリティ協創ユニット部長 秋鹿 正敬 氏】
  エンジニアリング企業が培った技術の延長線上にある脱炭素化
  SAF・ポリエステル再生技術が事業化に

 【FOCUS/Cover Story】
  JFEエンジニアリング、笠岡モノパイル製作所を竣工
  洋上風力発電プラント主要設備の製作拠点、2030年に700億円超の売上目指す

 【千代田化工建設】
  MCH水素キャリアの開発で、脱水素触媒とプロセスを開発した千代田
  「水素基本戦略」で示された2050年20円/N㎥目標に価格低減にも取組

 【東洋エンジニアリング】
  CO2を直接合成する「g-Methanol」プロセスを開発
  FS・FEEDから社会実装に向け着実に進捗

 【日揮ホールディングス】
  ファーストムーバーとして、SAF製造を事業化
  食料と競合しない廃食用油で目指す、「空の脱炭素化」

 【日鉄エンジニアリング】
  2030年ゼロカーボンごみ焼却炉を実用化へ
  板橋清掃工場で実証試験、CO2の有効利用も模索

 【コスモエンジニアリング】
  製油所で培った技術をカーボンニュートラルに展開
  風力発電からCO2回収・水素製造設備など、幅広い分野をカバー

 【東レエンジニアリング】
  グループの「サステナビリティ・ビジョン」に沿った啓発活動を展開
  事業を通じた、社会貢献を推進

 【山 九】
  幅広いニーズのカーボンニュートラルに施工サービスを提供
  2050年にはネットゼロ、自社でも脱炭素化に取組

 【レイズネクスト】
  既存顧客の脱炭素化プロジェクトに参画
  自社CO2排出削減にも取り組み
24/04/10 日揮グローバルなど、ルワイスLNGプロを受注
仏テクニップ、UAE・NPCCと共同、「E-DRIVE」を採用

日揮グローバルは、仏テクニップエナジーズ~UAE・NPCCとともに、ADNOC(アブダビ国営石油)が計画するルワイスLNGプラント建設プロジェクトのアーリーワークを受注した。EPCを正式に受注すれば、ジョイントベンチャーの受注高は合計で7,000億円。
24/04/10 NEXI、3つの新商品を提供開始
3月15日から、改正貿易保険法により商品開発

日本貿易保険(NEXI)は3月15日に、3つの新商品の提供を開始した。新商品は、「前払購入保険」「スワップ取引保険」「信用状確認保険」の3商品。新商品は、2022年7月に施行された改正貿易保険法を反映したもの。改正は、①新型コロナなどを踏まえた対応 ②サプライチェーン・・・
24/04/10 荏原環境プラント、焼却炉の基幹改良工事
沖縄県で受注へ、日量309トンの流動床式ガス化溶融炉

荏原環境プラントは近く、沖縄県沖縄県倉浜衛生施設組合からごみ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的にプラント全体を延命化する基幹改良工事。
24/04/10 下水道事業団の入札、相次ぐ
メタ、東芝プラント、住重エンバイロメントなど

日本下水道事業団による下水処理設備に関する入札がこのほど相次ぎ、メタウォーターが「瀬戸市西部浄化センター水処理設備工事その8」、東芝プラントシステムが「柏原市国分第2雨水ポンプ場他電気設備工事その3」、住友重機械工業グループの住友重機械エンバイロメントが・・・
24/03/25 【特集】 選択肢として、定着した「モジュール工法
サイトとは異なる場所でモジュールを製作する「モジュール工法」は、労賃の高い地域や、作業員を集められないプロジェクトで採用される工法だ。輸送コストが高くなるものの、プロジェクトの条件次第で効率向上を図ることができる。日揮グローバルをはじめ、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの専業大手3社では、すでに工法の選択肢として定着している。

 【総 論】
  選択肢の一つとして定着したモジュール工法
  高水準の労賃や作業員が不足している地域では有効
   ・賃金の高い地域では有効なモジュール工法
   ・大型輸送船を洋上風力発電プロと取り合いに
   ・中小型案件でも、モジュール工法を採用

 【各 論】
  労賃の高い国・地域で活用されるモジュール工法
  作業員の確保が困難な地域でも有効、アジア地域のヤードを活用
   ・プラント建設に定着したモジュール工法
   ・モジュール工法とFLNGプラントで豊富な実績を持つ日揮グローバル
   ・1970年代からモジュール工法に取り組んだ千代田
   ・FPSOの建設プロジェクトで豊富な実績を持つTOYO
24/03/25 日揮グローバルなど、ルワイスLNGプロを受注
仏テクニップ、UAE・NPCCと共同、「E-DRIVE」を採用

日揮グローバルは、仏テクニップエナジーズ~UAE・NPCCとともに、ADNOC(アブダビ国営石油)が計画するルワイスLNGプラント建設プロジェクトのアーリーワークを受注した。EPCを正式に受注すれば、ジョイントベンチャーの受注高は合計で7,000億円。
24/03/25 NEXI、3つの新商品を提供開始
3月15日から、改正貿易保険法により商品開発

日本貿易保険(NEXI)は3月15日に、3つの新商品の提供を開始した。新商品は、「前払購入保険」「スワップ取引保険」「信用状確認保険」の3商品。新商品は、2022年7月に施行された改正貿易保険法を反映したもの。改正は、①新型コロナなどを踏まえた対応 ②サプライチェーン・・・
24/03/25 荏原環境プラント、焼却炉の基幹改良工事
沖縄県で受注へ、日量309トンの流動床式ガス化溶融炉

荏原環境プラントは近く、沖縄県沖縄県倉浜衛生施設組合からごみ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的にプラント全体を延命化する基幹改良工事。
24/03/25 下水道事業団の入札、相次ぐ
メタ、東芝プラント、住重エンバイロメントなど

日本下水道事業団による下水処理設備に関する入札がこのほど相次ぎ、メタウォーターが「瀬戸市西部浄化センター水処理設備工事その8」、東芝プラントシステムが「柏原市国分第2雨水ポンプ場他電気設備工事その3」、住友重機械工業グループの住友重機械エンバイロメントが・・・
24/03/10 【特集】 根強い、LNGプラント需要
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻したことにより、西側諸国の経済制裁により、欧州諸国がロシアからパイプラインで天然ガスを輸入できなくなった。これをきっかけに、天然ガスを液化したLNGの取引が活発化、LNGプロジェクトの具体化が期待された。しかしプロジェクトを計画する事業主体はFID(最終投資決定)には慎重だ。この背景には、再生可能エネルギーへの世界的なシフトがあることがあるように見える。しかしFIDを慎重にしているのは、アジア大洋州地域と欧州地域の経済の減速だ。カタールは2月に新たにノースフィールドウェストLNGプロジェクトを発表し、増産を目指す。LNGプラントの需要は引き続き根強い。

 【総 論】
  根強い、LNGプラント需要
  2023年のFID案件は2件、将来的には期待高まるLNGプロジェクト

 【各 論】
  商談に減速感はあるが、LNGプロジェクトは必ず動く
  底堅い需要がプロジェクトを支える
24/03/10 水電解設備、後発千代田・トヨタ連合の勝算
設備のプロと工業製品のプロの融合が創る可能性

千代田化工建設とトヨタ自動車は2月、大規模水電解システムを共同開発およびパートナーシップを構築することで協業基本合意を締結。「日本政府が策定した水素基本戦略における国内外を対象とした水電解装置導入の政府目標の達成に貢献する」と意気込むが、世界を見渡せば・・・
24/03/10 JBIC、環境配慮型エネルギー分野の支援に意欲
林総裁が会見、天然ガスや水素・アンモニアに注目

昨今の中国の景気減速、ロシア軍のウクライナ侵攻の膠着状態など、足元の世界情勢は依然不透明な状況が続くが、今後、世界経済の回復が期待されるが、国際協力銀行(JBIC)はエネルギーの安定確保と同時に脱炭素化にも取り組んでいる。こうした中、JBICは、エネルギー安定確保と・・・
24/03/10 日造、し尿処理施設のDBOプロ
大阪府で受注へ

日立造船は近く、大阪府能勢町から「汚水処理施設共同整備事業」を受注する。プロジェクトは、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるし尿処理施設の改造・運営事業。日造は2026年2月までに既存施設の処理能力を日量21kLから19kLに縮小すると同時に、処理方式を・・・
24/03/10 クボタ環境エンジ、し尿処理施設の建設プロ
長野県で受注、日量61kL

クボタ環境エンジニアリングはこのほど、長野県伊那中央行政組合からし尿処理施設の建設プロジェクトを受注した。2027年3月までに、日量61kLのし尿処理施設を建設する。すでにプロジェクトに着手している。クボタ環境エンジは、ライフサイクルに渡り水処理プラント事業を・・・
24/02/25 【特集】 連携強化を図るエンジニアリングIT
今年の「エンジニアリングITアンケート」でも、高コストパフォーマンスのソリューションへの支持が高かった。その背景には、世界的に超大型プロジェクトが減少し、中小型プロジェクトが増加傾向にあるという状況がある。プロジェクトの規模が縮小するのに伴い、求められるのは、低価格のソフトだ。低価格のソフトであれば、幅広い設計サブコンでも使用でき、発注側の元請においても、新たなソフトウェアの購入が求めやすくなる。こうした中で、ベテランの引退に伴う、技術ノウハウの伝承の課題が浮かび上がる。ベテランの技術ノウハウをアルゴリズム化して自動ルーティング機能を搭載した「PlantStream」への支持は今後、高まりそうだ。

 【総 論】
  連携強化を図るエンジニアリングIT
  求められる、効率向上と高コストパフォーマンス

 【AVEVA】
  ポートフォリオの拡大で強化されたライフサイクルへの展開
  プラントの建設・操業に関わるすべてのデータを同一プラットフォームで共有

 【オートデスク】
  他ソフトとの連携強化でデータ交換機能が充実
  「AutoCAD Plant 3D」の、ウェブを活用したチュートリアルテキストも充実

 【TIS千代田システムズ】
  「バルブパターン管理機能」を開発、抜け・漏れを撲滅
  昨年10月に、新バージョンに搭載、配管・機器管理の効率を向上

 【トリンブル・ソリューションズ】
  加工・組立工程の完全無人化のサポートなど、時代ニーズに即した機能を拡充
  サブスクリプション契約の増加にも情報セキュリティ強化で対応

 【PlantStream】
  1分間で約1,000本の配管を自動ルーティング
  「仏テクニップなどが採用、3カ月毎にバージョンアップも実施

 【ヘキサゴンALI】
  「EYECADシリーズ」のP&IDを5月末に発売
  「CAESARⅡ」との連携を強化
24/02/25 重工コンプレッサ、加ダウがターボ機械サプライヤーに選定
ネットゼロエチレン分解装置向け

三菱重工業グループの三菱重工コンプレッサ・インターナショナル・コーポレーション(MCO-Ⅰ)は、このほど世界初のネット・ゼロ・スコープのエチレンクラッカー2炉を建設するフォート・サスカチュアン・パス2 ゼロ・プロジェクト向けにターボ機械パッケージをダウに供給する契約を締結した。
24/02/25 JFEエンジ・ネシア法人、塩ビ樹脂原料貯蔵設備増設を受注
東ソーネシア法人から、東ソーグループから受注相次ぐ

JFEエンジニアリングのインドネシア現地法人であるPT JFEエンジニアリングインドネシア社はこのほど、東ソーと三井物産のインドネシア合弁会社であるPTスタンダード・トーヨー・ポリマー社から、ジャワ島西部メラクにおいて塩化ビニル樹脂原料向け球形タンクの・・・
24/02/25 クボタ環境エンジ、汚泥再生センターを受注へ
DBO方式で建設と維持管理・運営

クボタ環境エンジニアリングは近く、兵庫県三木市から「クリーンセンター施設整備・運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による汚泥再生センターの建設・運営事業。クボタ環境エンジは2026年3月までに、既存の日量60kLのし尿処理施設を・・・
24/02/25 水処理プラントの受注、相次ぐ
三機工業、クボタ環境、日造が受注

日本下水道事業団による水処理プラントの入札がこのほど相次ぎ、三機工業が「魚津市浄化センター汚泥処理設備工事その6」(富山県魚津市)、クボタ環境エンジニアリングが「廿日市浄化センター汚泥処理設備工事その8」(広島県廿日市市)、日立造船が・・・
24/02/10 【特集】 プラント施工会社のネクストステージ
プラント建設の施工会社はこれまで、需要産業である石油精製・石油化学産業の建設およびメンテナンスを主力事業として展開してきた。しかしこれら需要産業の設備投資は今後、縮小することが予想されている。この状況下、次世代を睨んだ取組が始まっている。山九は技能のグローバル展開を目指し、高田工業所はEPCコントラクターを目指した取組を本格化している。そしてレイズネクストはENEOSグループの一員として事業展開している。3社ともに独自の戦略を取り始めている。

 【総 論】
  次世代を睨んだ独自事業を展開する3社
  多極化するプラント施工会社のネクストステージ戦略

 【山 九】
  二つの教育拠点で育成した現法社員をグローバル活用
  技能のグローバル展開で、国内の人手不足にも対応

 【高田工業所】
  EPC本部の設置から日揮との提携へ、強化される付加価値向上戦略
  労務提供型事業から脱皮、本格化するEPC強化策

 【レイズネクスト】
  80年以上に渡る歴史の中で、培われた幅広い技術・ノウハウが武器
  太陽光発電の実績から新たなカーボンニュートラル分野へ
24/02/10 PlantStream、世界のエンジニアリング業界に確実に浸透
仏テクニップ、ポールワースなどが採用

千代田化工建設とスタートアップのArent社の合弁企業として2020年6月に設立された、PlantStream社のエンジニアリングソフトウェアが確実に売上を伸ばしている。これまでに納入実績がある企業は17社。その中には、AGC、旭化成などの化学会社のほか、東洋エンジニアリング、三井海洋開発などの・・・
24/02/10 タクマ、焼却炉DBOプロジェクトを連続受注へ
栃木県と兵庫県で

タクマは近く、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるごみ焼却炉の建設・運営事業を、栃木県足利市と兵庫県尼崎市から連続受注する。足利市ではこのほど、「新クリーンセンター整備・運営事業」を受注した。2028年3月までに日量152トンのストーカ炉と、不燃・粗大ごみを対象にした28.5トンのマテリアルリサイクル推進施設を建設し・・・
24/02/10 MHIEC、焼却炉の更新プロ
横浜市で受注へ、日量1,050トンのストーカ炉

三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は近く、神奈川県横浜市から「保土ケ谷工場(仮称)改築工事」を受注する。1980年に完工し、2010年からは可燃ごみの中継輸送施設として稼働している保土ケ谷工場の更新工事。MHIECは2031年3月までに日量1,050トンのストーカ炉を建設する。
24/02/10 千代田・日本郵船など、CO2の液化・一時貯蔵・輸送の比較検討を実施
需要高まる、CO2液化・貯蔵技術

千代田化工建設はこのほど、日本郵船とその関連会社で、ノルウェー法人であるKnutsen NYK Carbon Carriers AS(クヌッツェン・エヌワイケイ・カーボン・キャリアーズ:KNCC)と、液化二酸化炭素(CO2)の回収・利用・貯留(CCUS)の技術として想定される常温昇圧(CO2)の技術として想定される常温昇圧(EP)・中温中圧(MP)・低温低圧の3方式について・・・
24/01/25 【特集】 アナログの「底力」
デジタル投資が社会全体で進んでいる。この時期、デジタルに投資しなければ、社会の中で遅れを取る可能性もある。しかしすべてをデジタルに委ねることはできない。仮に電力供給が停まるようなことがあれば、デジタルは使えなくなる。そんな時でも、安全弁はプラント内部の圧力が高まり、設定値になれば開いて内部の圧力を降下させる。また日本メンテナンス工業会が取り組んでいる、フランジ締結技能講習もプラントの安全を確保するうえで重要なアナログ技術だ。社会がデジタル化する昨今だが、アナログの重要性について、改めて深掘りする。

 【総 論】
  アナログの「底力」
  デジタル化は必須だが、無視できないアナログ

 【福井製作所】
  制御システムに依存しない最終安全装置、安全弁
  専業メーカー、FUKUIが世界各地のプロジェクトに納入

 【JAMSEC】
  JAMSECが取り組む、フランジ締結技能講習制度
  メンテナンスの重要技術、フランジ締結にフォーカス
24/01/25 重工、ウズベキスタンからGTCC増設プロを受注
ナヴォイ3号機をナヴォイ発電会社から

三菱重工業はこのほど、ウズベキスタンのナヴォイ発電会社(ナヴォイTPP)から3号機発電設備の増設プロジェクトを受注した。プロジェクトは、ウズベキスタン・エネルギー省(MOE)およびナヴォイ発電会社が推進しているナヴォイ火力発電プラントの近代化・増強事業の一環で・・・
24/01/25 川重、焼却炉DBOプロを受注へ
福岡県で、落札金額317億円

川崎重工業は近く、福岡県久留米市から「次期上津クリーンセンター施設整備及び運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式よる、ごみ焼却炉の建設・運営事業。川重は2028年9月までに日量209トンのストーカ炉、1日5時間門で処理量35トンの・・・
24/01/25 クボタ環境、汚泥再生処理センター
千葉県で受注、契約金額20億円

クボタグループのクボタ環境エンジニアリングはこのほど、千葉県印西地区衛生組合から汚泥再生処理センターの建設プロジェクトを受注した。新設する汚泥再生処理センターの1日あたりの処理能力は32kL。し尿・浄化槽汚泥、ディスポーザ汚泥を、固液分離、希釈した後に下水道に投入する。
24/01/25 重工、関電姫路第二発電所にCO2回収パイロットプラント
CO2回収技術の研究開発を促進

三菱重工業はこのほど、関西電力と兵庫県姫路市の関西電力姫路第二発電所にCO2回収パイロットプラントを設置することで合意した。1991年に関西電力南港発電所(大阪市住之江区)に設置した既設パイロットプラントに代わり、次世代CO2回収技術を検証する新たな試験設備を・・・
24/01/10 【特集1】 業界キーパーソン、16の決意
経済産業省 製造産業局長 伊吹 英明 氏
 国際協力銀行 代表取締役副総裁 天川 和彦 氏
 日本貿易保険 代表取締役社長 黒田 篤郎 氏
 千代田化工建設 代表取締役会長兼社長 榊田 雅和 氏
 東洋エンジニアリング 代表取締役社長 細井 栄治 氏
 日揮ホールディングス 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之 氏
 AVEVA 最高経営責任者(CEO) Casper Herzberg 氏
 川崎重工業 専務執行役員 エネルギーソリューション&
              マリンカンパニープレジデント 西村 元彦 氏
 三菱重工業 常務執行役員・エナジードメイン長 土師 俊幸 氏
 JFEエンジニアリング 代表取締役社長 大下 元 氏
 日鉄エンジニアリング 代表取締役社長 石倭 行人 氏
 清水建設 エンジニアリング事業本部長 清水 優 氏
 東レエンジニアリング 代表取締役社長 岩出 卓 氏
 月島ホールディングス 代表取締役社長 川﨑 淳 氏
 三菱化工機 代表取締役取締役社長 田中 利一 氏
 キッツ 代表取締役社長 河野 誠 氏
24/01/10 【特集2】 2024年プラント市場見通し(化学 / 電力 / 鉄鋼 / 環境)
世界全体でカーボンニュートラル化が進んでいる。これまでFS(事業化調査)、FEED(基本設計)が行われてきた案件も、今年は具体化に向けて動き出す。海外では、水素・アンモニア製造設備の投資が形を持ち始め、ガスタービンも水素混焼から水素専焼へと技術的な進化が進む。「カーボンニュートラル」という基盤を持ちつつ、2024 年の設備投資需要は旺盛だ。

【化学プロジェクト】
 根強いLNGプラント需要、燃料アンモニア案件も浮上
 国内ではSAF設備投資が本格化

【電力プロジェクト】
 アジア・中東などのGTCCプロジェクトの進展に期待
 国内は長期脱炭素電源オークションが注目

【鉄鋼プロジェクト】
 設備投資が活況な鉄鋼業界
 脱炭素化、生産性向上、高付加価値製品強化が焦点

【環境プロジェクト】
 中小規模から大規模まで、DBOプロが相次ぐ
 海外ではUAE、東南アジアに注目
24/01/10 福井製作所、温度認証範囲の拡大に成功
NKプロトタイプテストに合格

福井製作所はこのほど、サイズ14インチのパイロット式安全弁ならびに8インチのバネ式安全弁のNK(日本海事協会)プロトタイプテスト(実圧・実温試験)を受検し合格、温度認証範囲の拡大に成功した。小口径安全弁に続き、大口径の安全弁においても、極低温へ船級認証範囲を拡大した世界初の安全弁メーカーとなった。
24/01/10 ENAA、2023年度も会員企業が増加に、関係省庁との交流で成果
ENAA 十大ニュース

エンジニアリング協会(ENAA)は2023年度も、会員数の増加、関係省庁などとの積極的な交流など、活発に展開した。2023年十大ニュースではまず、6月に石倭 行人日鉄エンジニアリング代表取締役社長が理事長に選出された。就任記者会見では、「エンジニアリング業界に不可欠な人材を確保し育成すること」など3点を取り組むべき主要課題としてあげた。
24/01/10 日造、焼却炉DBOプロ
茨城県で受注へ、300億円

日立造船は近く、茨城県鉾田・大洗広域事務組合から「新ごみ処理施設整備・運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるごみ焼却炉の建設・運営事業。日造は2028年3月までに日量70トンのストーカ炉、不燃・粗大ごみ、資源ごみなどを処理する7.1トンの・・・
24/01/10 川重、焼却炉DBOプロを受注へ
兵庫県で、323億円

川崎重工業は近く、兵庫県三田市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画している「新ごみ処理施設整備・運営事業」を受注する。2028年9月までに日量120トンのストーカ炉、1日5時間稼働で処理量14トンの粗大ごみ処理施設などを建設し、完工後19年半年間に渡り施設を維持管理・運営する。
23/12/10 【特集】 FIRST HALF RESULTS 2024
千代田化工建設 / 東洋エンジニアリグ / 日揮ホールディングス / 三井海洋開発 / ビジネスエンジニアリング / IHI / 川崎重工業 / 住友重機械工業 / 日立造船 / 三菱重工業 / 東 芝 / 日立製作所 / 富士電機 / 三菱電機 / 神戸製鋼所 / JFEエンジニアリング / 日鉄エンジニアリング / 富士古河E&C / アズビル / 横河電機 / 山 九 / 高田工業所 / レイズネクスト / KBR Inc. / Fluor Corporation / Petrofac Limited / Saipem S.p.A / Technip Energies / John Wood Group Plc. / Worley Limited / General Electric Company / Siemens Energy AG / GS建設 / サムスンエンジニアリング / 斗山エナビリティー / TTCL Public Company Limited
23/12/10 日揮、高田工業所と協業基本合意
TOYOも豊富な施工実績を持つパートナーとの協業を検討

日揮はこのほど、高田工業所と国内プラントEPC事業の協業、およびメンテナンス事業の共同遂行体制構築に向けた協業を行う基本合意書を締結した。国内では、低・脱炭素案件が増加する一方、EPC遂行リソースの確保が大きな課題となっている。こうした中、高田はEPC事業・・・
23/12/10 TJAS、汚泥再生処理センターの建設・運営
三重県で受注へ、91億円

月島JFEアクアソリューション(TJAS)は近く、三重県鈴鹿市から「鈴鹿市クリーンセンター整備事業」を受注する。DBO方式による汚泥再生処理センターの建設・運営で、TJASは2027年3月までに汚泥再生処理センターを建設し、完工後2042年3月まで施設を維持管理・運営する。
23/12/10 水処理プラントの入札、相次ぐ
TJAS、メタが受注

日本下水道事業団による水処理プラントの入札が相次ぎ、月島JFEアクアソリューション(TJAS)が「千曲川流域下水道上流処理区終末処理場汚泥処理設備工事その10」、メタウォーターが「大津町浄化センター汚泥処理設備工事その10」を、それぞれ受注した。
23/12/10 低温・低圧の液化CO2大量輸送に向けた実証試験船「えくすくぅる」が完成
NEDOが実施、三菱重工が建造、ENAAなども協力

11月28日、NEDOが実施する「CCUS研究開発・実証関連事業/ 苫小牧」におけるCCUS実証試験で運用される実証試験の建造が完了し、三菱重工業下関造船所にて命名・引渡式が行われた。式典において、経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部燃料環境適合離島推進課の笹山 雅史 課長補佐により「えくすくぅる」と命名された。
23/11/10 【特集】 二つの変化に直面したLNGプロジェクト
LNGプロジェクトは今、二つの変化に直面している。一つは、LNGのピーク需要時期が前倒しされ、これまで2030 年代後半が2030年代前後になったことだ。そしてもう一つは、LNGプラントの建設方法が中小型プラントを複数建設するケースが出始めていることだ。この背景には世界的な労働力不足もあるが、プラントを早期に建設する狙いもある。LNGプロジェクトの現状を俯瞰してみる。

【総 論】
 二つの変化に直面したLNGプロジェクト
  近付いた?化石燃料需要のピークアウト

【Venture Global LNG】
 ベンチャー・グローバルLNG社の言い分は正当化されるか
  非難に変わった、世界のエネルギー業界から集めた注目

【注目プロジェクト動向】
 陸上プラントでは、UAEのプロジェクトに注目
  アフリカ地域で目立つFLNGプラント
23/11/10 千代田~IHIプラントJV、クレハからPVDFプラントを受注
千代田がプロセス設計、IHIプラントが工事を担当

千代田化工建設~IHIプラントのジョイントベンチャーはこのほど、クレハがいわき事業所で計画するフッ化ビリニデン樹脂(PVDF)生産設備モノマー工程の増強に関わるEPCを受注した。総投資額は700億円。既設は千代田が単独でEPCを実施したが、今回はIHIプラントをパートナーとした。
23/11/10 超高純度品製造プラントに必要なDL製塔槽類
エフ・アール・ピー・サービスが提案

10月26・27日の両日、浜松市福祉交流センターにおいて、(一社)強化プラスチック協会は「68th FRP CON-EX2023」を開催した。そこで、大阪のFRP関連の商社であるエフ・アール・ピー・サービスのR&Dセンターの齋田恭雄氏は、半導体製造など、「超純水・超高純度薬品」に対応するには・・・
23/11/10 メタウォーター、汚泥焼却炉の改築工事
栃木県で受注、日量80トンの流動焼炉

メタウォーターはこのほど、日本下水道事業団から「宇都宮市川田水再生センター汚泥焼却設備工事その7」を受注した。プロジェクトは、栃木県宇都宮市にある川田水再生センターでの汚泥焼却炉の改築工事。メタウォーターは2025年2月までに、日量80トンの流動焼炉の改築工事を行う。
23/11/10 水処理設備の入札、相次ぐ
クボタ、メタなどが受注へ

日本下水道事業団による水処理設備の入札がこのほど、相次いで実施され、クボタとメタウォーターが水処理設備工事、富士古河E&C、日立製作所、東芝プラントシステムが電気設備工事をそれぞれ落札した。クボタは「つくばみらい市小絹水処理センター汚泥処理設備工事その2」(茨城県)、子会社の・・・
23/10/25 【特集】 エンジニアリング市場の新領域を確立するAI
近年、AIは技術的にも大きな進化を遂げている。「これまで、人に頼るしかない」と考えられてきた作業や判断をAIができるようになってきた。非定型な作業がデジタルに落とし込まれることで人間が危険作業から解放されたり、技術伝承が可能になっている。非定型な作業のデジタル化は、エンジニアリング産業の新領域でもある。この市場を見逃してはならない。


【総 論】
 エンジニアリング市場の新領域を確立するAI
  人手不足対応や危険作業からの解放で高まるニーズ

【日鉄エンジニアリング】
 非定型作業をデジタルに落とし込む「Think Platform」
  溶融炉出湯口清掃作業をロボット化、
  「大規模沖合養殖システム」でも生産性向上を実現
23/10/25 佐竹マルチミクスなど、ハイブリッド型高効率シングルユース バイオリアクタを開発
世界初、高粘性糸状菌培養に対応

佐竹マルチミクスはこのほど、NEDOの「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトにおいて、東北大学、合同酒精とともに、より低動力でこうりつよく培養液を攪拌し、通気量を確保することが可能な攪拌システムを確立することで・・・
23/10/25 日揮、mRNAワクチン原薬などの製造棟建設プロを受注
タカラバイオから、滋賀県草津市向け

日揮はこのほど、タカラバイオから、治験薬から商業生産までを受託するCDMO事業の新拠点となるバイオ医薬品およびmRNAワクチン原薬などの製造棟建設プロジェクトを受注した。バイオ医薬品は、特定の細胞や作用して高い効果や副作用が少ないことが期待できる医薬品として、近年、市場が拡大している。
23/10/25 タクマ、ごみ焼却炉の建設・運営事業
栃木県で、受注金額457億2,200万円

タクマは近く、栃木県足利市から「新クリーンセンター整備・運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ごみ焼却炉の建設・運営事業。タクマは2028年3月までに日量152トンのストーカ炉、1日5時間稼働で処理量28.5トンのマテリアルリサイクル推進施設、91.6トンの・・・
23/10/25 極東開発などJV、不燃・粗大ごみ処理施設
東京二十三区清掃一部事務組合から受注

極東開発工業~東急建設~岩田地崎建設JVはこのほど、東京二十三区清掃一部事務組合から「中防不燃・粗大ごみ処理施設整備工事」を受注した。東京都江東区内の中防処理施設で、既存の不燃・粗大ごみ処理施設などを解体・撤去した後、新施設を建設する。新施設は1日6時間稼働で、処理量は420トン。
23/10/10 【特集】 デジタルメンテナンスの現在地
デジタル技術の発達とともに、メンテナンスのデジタル化も進んでいる。3Dスキャナはデータ取得がより容易になり、取得したデータについても必要なデータだけが抽出できるようになった。またメンテナンスやプラント建設の施工を手掛けてきた企業は、メンテナンスデータを活用したEPCへの進出を図る。メンテナンス分野においても、デジタル技術の発達が、新しい事業領域を生み出している。


【総 論】
 デジタルメンテナンスの現在地
  重要なのは「保有技術とニーズの適合」

【山 九】
 各種システムを自社開発、顧客ニーズに応じて最新技術も駆使
  日工検など、グループ企業との連携も強み

【高田工業所】
 建設・メンテナンスの施工で蓄積されたノウハウをEPCに展開
  今年4月にEPC本部を設置、デジタル技術の活用で事業の拡大を目指す

【千代田化工建設】
 O&Mトータルソリューションサービス「plantOS」を提供開始
  プラントの診断から、メンテナンス計画の立案、施工まで一貫対応

【日 揮(ブラウンリバース)】
 ユーザが求める配管ルート情報を低価格・短納期で提供
  トータルO&Mサービスの一環として、子会社のブラウンリバースが提供

【レイズネクスト】
 施工と設計分野および保全分野でデジタル機能強化
  「エンジニアリング」と「メンテナンス」を両輪に展開
23/10/10 福井製作所、FPSO向け安全弁を受注
エクソンモービル・ガイアナ社向けをOFSから

福井製作所はこのほど、エクソンモービル・ガイアナ社が計画するFPSO向け安全弁を、三井海洋開発(MODEC)と東洋エンジニアリング(TOYO)が昨年7月にシンガポール設立した合弁企業、オフショア・フロンティア・ソリューションズ(OFS)から受注した。建造中のFPSOは・・・
23/10/10 国内初のSAF製造設備で、相次いで資機材と工事を発注
化工機、中谷エネテックなどが受注

日揮ホールディングス、コスモ石油、レボインターナショナルに加え、これら3社の合弁企業であるSAFFAIRE SKY ENERGYの計4社が計画するSAF製造設備は、コスモ石油堺製油所に建設が進められているが、相次いで資機材や工事が発注されている。プロジェクトは堺製油所に年産3万kLの・・・
23/10/10 荏原環境、焼却炉の基幹改良工事を受注へ
DBO方式、15年間の維持管理・運営も

荏原環境プラントは近く、千葉県柏市からごみ焼却炉の基幹改良工事を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による焼却炉の基幹改良工事。荏原環境は、2027年3月までに日量300トンの流動床炉を延命化した後、2042年3月までの15年間に渡り施設を維持管理・運営する。
23/10/10 佐竹マルチミクス、補助金採択
ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業

佐竹マルチミクスはこのほど、経済産業省公募の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」(2次公募)に採択された。この事業は今後、脅威となりうる感染症パンデミックへの備えとして、有事の際に国内でワクチンを円滑に生産できる能力を確保することを目的としたもの。
23/09/25 【特集】 カーボンニュートラル社会実装のカギ「アンモニア」
世界がカーボンニュートラルにすすむのに伴い、水素・アンモニアへの関心は高まる一方だ。特に、アンモニアは、水素キャリアと同時に直接燃焼が可能な物質として、注目される。化学式「NH3」で表されるアンモニアだが、C(炭素)を含まないため、燃焼してもCO2を排出しない。こんなアンモニアは、カーボンニュートラルの社会実装にとって、カギを握ると言っても過言ではないだろう。

【総 論】
 カーボンニュートラル社会実装のカギ「アンモニア」
 燃料アンモニアの実現に必要なプラントのスケールアップ

 見えてきた、「燃料アンモニア・実用化までのロードマップ」
 主要ライセンサーがスケールアップに対応
23/09/25 JFEエンジ、焼却炉DBOプロを連続受注へ
北海道と三重県で

JFEエンジニアリングは近く、北海道十勝圏複合事務組合と三重県伊勢広域環境組合からそれぞれ、ごみ焼却炉の建設・運営事業を受注する。ともに、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるごみ焼却炉の建設・運営事業。十勝圏複合事務組合では2028年3月までに日量292トンのストーカ炉・・・
23/09/25 AVEVA、サステナビリティを発表
脱炭素化とネットゼロ化を支援するソフトウェア供給を加速

AVEVAはこのほど、新たなサステナビリティレポート「AVEVA 2023  Sustainability Progress Report」を発表した。2025年に向けた温室効果ガス(GHG)排出量のスコープ1、2の削減目標を早くも達成し、英国内外のユーザーの脱炭素化を支援するソフトウェアソリューションへの投資を加速する。
23/09/25 タクマ、日造、水処理プラント
埼玉・愛知県で近く受注へ

タクマと日立造船は近く、水処理プラントを受注する。タクマは、埼玉県さいたま市からし尿処理施設の基幹改良工事を受注する。既存の建屋を有効活用しながらプラント本体を更新することで施設全体を延命化。その際に最新技術を採用することで、省エネ運転によるランニングコストの・・・
23/09/25 「第21回 管工機材設備総合展 OSAKA 2023」、盛大に開催
9月7~9日、インテックス大阪で

9月7~9日の3日間、「第21回 管工機材設備総合展 OSAKA 2023」が、インテックス大阪で開催された。今回のテーマは、「ズドーンと発進! 管! 環! 感!関!響け流体テクノロジー」。管材、環境、感動、関西への思いを込めたもので、管工機材業界が発展することへの願いが込められた。
23/09/10 【特集】 「INCHEM TOKYO 2023」開催
9月20~22 日の3日間、東京ビッグサイトで「IHCHEM TOKYO 2023」が開催される。テーマは「カーボンニュートラル社会を目指すあなたに ~最新化学工学技術とポテンシャルパートナーとの出会い~ 」。1966 年に開催された化学工学を中心とするプラントエンジニアリングの祭典だが、カーボンニュートラルの時代を迎え、新しい時代にどのように向き合うかが問われる展示会ともなる。イベントの概要と新時代に見合ったベンダー各社の新技術をここで紹介する。

「INCHEM TOKYO 2023」百瀬 俊也 展示委員長に聞く
 カーボンニュートラル社会が求めるイノベーション創出のための「出会い」を演出
 ベンチャー企業の展示ゾーン「シン・インケム」にも注目

「INCHEM TOKYO 2023」9月20~22日、東京ビッグサイトで開催
「カーボンニュートラル社会を目指すあなたに」

 一ノ瀬 / 金子産業 / キッツ / CSJ / 佐竹マルチミクス / 富士興業
 巴バルブ / 巴ライジング / ナノグレイ / ニクニ / 日阪製作所
 三菱ケミカルエンジニアリング / 和興フィルタテクノロジー / ワシノ機器
23/09/10 千代田、クレハからPVDFプラントの増強プロジェクトを受注へ
総投資額700億円、年産8,000トン規模

千代田化工建設は近く、クレハがいわき事業所で計画しているフッ化ビリニデン樹脂(PVDF)の製造プラントの増強プロジェクトを受注する。プロジェクトの総投資額は約700億円で、年産8,000トンの増強となる。PVDFはリチウムイオン二次電池用バインダーおよび一般産業用・・・
23/09/10 HZI、アブダビからごみ焼却発電プラントを受注へ
丸紅・JOINと共同、EWECとTadweerから

日立造船のスイス現地法人であるHitachizosen Inova(HZI)社は近く、丸紅とJOIN(海外交通・年開発事業支援機構)とともに、アブダビに本拠を置くEWEC(エミレーツ・ウォーター・アンド・エレクトリック・カンパニー)とアブダビ廃棄物管理会社(Tadweer)から、アブダビ初の廃棄物発電・・・
23/09/10 産総研、第5回RD20 国際会議を福島県郡山で開催
10月4~6日、対面・オンラインで

国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は10月4~6日の3日間、福島県郡山市のホテルハマツで、「第5回RD20 国際会議」を開催する。「RD20」の正式名称は、「Research and Development 20 for Clean Energy Technologies」。世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な・・・
23/09/10 焼却炉の基幹改良工事、契約相次ぐ
日造が北海道と京都、川崎技研が沖縄で受注

ごみ焼却炉の基幹改良工事の契約がこのほど相次ぎ、日立造船が北海道北しりべし廃棄物処理広域連合と京都府城南衛生管理組合、川崎技研が沖縄県南部広域行政組合でそれぞれ受注した。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、効率的に・・・
23/08/10 World Contractors Data Book(2023年3月期の全社業績)
【専業エンジニアリング】
  日揮HD・TOYOの業績が回復、千代田は脱LNGを模索
  B-EN-GはDX化の追い風を受け好調、MODECもTOYOとの協業で体制強化
   千代田化工建設 / 東洋エンジニアリング / 日揮ホールディングス
   ビジネスエンジニアリング / 三井海洋開発

 【総合重機】
  電力・交通・環境の需要回復・拡大
  利益で好不調分かれるも、受注・売上中心に業績が上向く
   IHI / 川崎重工業 / 住友重機械工業 / 日立造船 / 三菱重工業

 【重 電】
  電力・鉄道・水処理中心に追い風
  4社のプラント・インフラ関連部門が増収、利益面では明暗も
   東 芝 / 日立製作所 / 富士電機 / 三菱電機

 【鉄鋼大手】
  公共・民間投資の活発化が好影響
  高水準の受注を維持
   神戸製鋼所 / JFEエンジニアリング / 日鉄エンジニアリング

 【総合建設】
  全社決算では大林と清水が営業ベースで増益
  医薬・化粧品、再エネなどで存在感示すエンジ組織
   大林組 / 鹿 島 / 清水建設 / 大成建設 / 竹中工務店

 【機械系】
  公共事業で安定収益を確保
  化工機、太平洋エンジは将来へ布石
   荏 原 / 木村化工機 / クボタ / 太平洋エンジニアリング / タクマ
   月島ホールディングス / 三井E&S / 三菱化工機

 【ユーザー系エンジニアリング】
  外販重視とグループ重視、二極化する事業方針
  クラレ・東レ・三ケミエンジが活発な外販事業
   旭化成エンジニアリング / 出光エンジニアリング / クラレエンジニアリング
   コスモエンジニアリング / JNCエンジニアリング
   住友ケミカルエンジニアリング / 東レエンジニアリング
   三菱ケミカルエンジニアリング

 【大手工事会社】
  業績は安定も、重視される「将来への布石」
  将来的に国内市場は縮小、カギ握る成長戦略
   山 九 / 高田工業所 / レイズネクスト / 富士古河E&C

 【機器メーカー】
  複雑な時代を的確に捉えた計装メーカーが業績好調
  時代の変化への対応力が業績に反映
   アズビル / キッツ / 日阪製作所 / 横河電機

 【総合商社】
  プラント部門はIPPなど投資に
  注力して安定収益に貢献
   伊藤忠商事 / 住友商事 / 双 日 / 豊田通商 / 丸 紅 / 三井物産 / 三菱商事
23/08/10 NEXI、LEADイニシアティブ軸に脱炭素化分野支援に本腰
黒田社長が会見、再エネ・水素・アンモニア・CCSなど

日本貿易保険(NEXI)が2020年12月に創設した「LEADイニシアティブ」の実績が伸びている。6月末時点の引受実績が9件・総額4,200億円超に達した。2023年度(現時点)で8件のMOUを締結した。LEADイニシアティブは、地球温暖化対策やデジタル分野などの産業競争力強化や国際連携推進に・・・
23/08/10 東レエンジ、連結業績がコロナ禍前に回復
スタートアップとの連携でも成果

2023年3月期、東レエンジニアリングの連結ベースの業績がコロナ禍前に回復した。同期の売上収益は1,151億円、事業利益は51億円で、新型コロナウィルスの感染拡大前の2020年3月期の売上収益1,127億円を達成した。最近では、メカトロファインテック事業で、LIB電極用塗工装置が・・・
23/08/10 川崎技研、焼却炉DBOプロ
熊本県で受注へ、369億円で

中規模ごみ焼却炉メーカーの川崎技研は近く、熊本県天草広域連合から「新ごみ処理施設整備・運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるごみ焼却炉の建設・運営事業。川崎技研は、2027年6月までに日量95トンのストーカ炉、1日5時間稼働で処理量26トンの・・・
23/08/10 焼却炉の基幹改良工事、入札・契約が相次ぐ
青森県でクボタ環境エンジ、神奈川県で川重

ごみ焼却炉の基幹改良工事の入札・契約がこのほど、青森県と神奈川県で相次いで実施された。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、焼却炉本体やユーティリティ設備を改造・更新することで、プラント全体の延命化を図る工事。最新技術の導入で、CO2排出量の削減・・・
23/07/25 【特集】 「働き方改革」対応、待ったなし
来年4月から、改正労働基準法(働き方改革)が建設業にも適用される。これにより残業時間の上限規制が設けられ、建設・エンジニアリングおよびプラント工事などの業界関連業界はその遵守が義務付けられる。業界における法施行を来年春に控え、業界各社は残業を前提にしないように受注調整するなどの対応を取っている。しかしプラント工事会社など、定修時期にワークロードが高くなるケースでは、その対応が難しくなる可能性もある。ただ現在、残業時間延長の原因を作っているのは施主である顧客とも言われる。残業時間の上限規制の遵守は、施主の配慮があってこそ、成立するものだ。


【総 論】
 「働き方改革」対応、待ったなし
 来年4月に建設業にも適用開始、義務化される厳格な残業時間管理

【各 論】
 メンテナンス工事業界の残業時間短縮に不可欠な「発注者の協力」
 日本メンテナンス工業会アンケートに見る工事会社残業の要因
23/07/25 重工、テキサス州から大型LNGプラント向けCCSを受注へ
ネクストディケイド社向け

三菱重工業は近く、米国のLNG事業者であるネクストディケイド社が計画しているリオグランデLNGプロジェクト向けにCCSを正式に受注する。リオグランデLNGプロジェクトは、テキサス州のブラウンズビルに年産540万トンのLNGプラント5系列で構成されるLNGプラント(年産2,700万トン)を建設するもの。
23/07/25 JFEエンジ、焼却炉DBOプロ
三重県で受注へ

JFEエンジニアリングは近く、三重県伊勢広域環境組合からごみ焼却炉の建設・運営事業を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ごみ焼却炉の建設・運営事業。JFEエンジは、2027年9月までに日量203トンのストーカ炉、粗大ごみ、缶・金属類、スプレー缶・・・